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12神奈川衆院選:県内18選挙区本社総合調査、自民10議席超の勢い/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年12月6日(木) 00:26

神奈川新聞社は4、5両日に県内の有権者を対象に電話世論調査を実施、取材に基づく情報も加味して18小選挙区の総合的な情勢を探った。前回3議席だった自民党は一転して10議席を超える勢い。前回14選挙区を制した民主党は現職閣僚も苦戦を強いられ、1桁台に落ち込む可能性が出ている。第三極はみんなの党が堅調な一方で、出遅れた日本維新の会などは伸び悩んでいる。

ただ慌ただしく発足した新党があるうえ、公示まもない時期のため「まだ決めていない」と答えた人が半数以上おり、今後の浸透具合によっては情勢が変動する可能性もある。

自民党は支持層を固めたうえ無党派層も取り込んでいる。逆風下の前回も勝ち抜いた2、11、15区のほか比例復活だった1、10、13区も安定した戦いを展開。3、5、7、18区は元職が雪辱を果たしそうだ。17区の新人も好調な滑り出し。他に複数の選挙区で競り合っており、10議席台半ばの確保も視野に入る。

一方、民主党は優位な選挙区はない。現職閣僚は10区で苦戦、もう1人も12区で混戦状態になっている。6、9、14、16区でも競り合う。支持層を固めきれていないうえ、前回獲得した無党派層が第三極などに流れている。最大でも5議席程度にとどまりそうな見通しで、前回初めて奪った「県内第1党」の座を明け渡す公算が大きい。

二大政党の対決に割って入りたい第三極は明暗を分けている。みんなの党は党幹部が立つ4、8区で優位に戦っているほか6区の新人も健闘。公示直前に結党した日本未来の党は12区で前職が猛追している。8人を立てた日本維新の会は現状では支持を広げていない。

公明党は唯一6区に擁立し、自民との選挙協力で議席奪還を目指している。共産党は再び全選挙区に候補者を擁立したが、小選挙区での議席確保は困難な情勢。1人を擁立した社民党も厳しい戦い。

◆調査の方法

神奈川新聞社の衆院選世論調査は4、5日に県内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。コンピューターで無作為に電話番号を発生させてかける調査法で、電話帳に番号を載せていない人も調査が可能。この結果、性別、年代別など有権者の縮図に合わせた精度の高い機動的な調査ができる。今回は各区からそれぞれ400人以上、合計7642人(男2876人、女4766人)から回答を得た。

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