衆院選公示を間近に控え、13区の立候補予定者を集めた公開討論会が2日夜、大和市深見西の生涯学習センターで開かれた。原発問題や安全保障、社会福祉などをテーマに持論を披露した。
出馬表明している5氏のうち、民主・橘秀徳(43)、自民・甘利明(63)、共産・宮応勝幸(69)、みんな・菅原直敏(34)の4氏が参加。維新・太田祐介氏(38)は欠席した。
原発問題に関して、橘氏は「原発のもうけは電力会社、リスクは国民が負う不公平がある。2030年代の原発稼働ゼロの党方針を前倒しする」、甘利氏は「耐震性など国際原子力機関(IAEA)を上回る世界一、厳しい安全基準の中で、安全が確認された原発は再稼働する」と述べた。
また、宮応氏は「原発は即時ゼロ。原発がなくても、自然再生エネルギーに転換すれば、エネルギーは確保できる。原発輸出も禁止する」、菅原氏は「2020年代をめどに原発ゼロ。電力会社の発電と送電部門を分離すべき。政策でエネルギーの非効率を解消したい」と主張した。
討論会は地元の青年会議所が主催し、有権者や陣営関係者ら200人が耳を傾けた。
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