
官公庁の新年度スタートとなった3日、県庁では402人の新採用職員が公務員としての第一歩を踏み出した。本庁舎であった辞令交付式には女性155人を含む356人が出席。黒岩祐治知事から「失敗を恐れず、若い感性でスタートダッシュを」と激励を受け、緊張した面持ちで辞令を受け取った。
あいさつで知事は「県職員は、一生懸命頑張るほど役人目線に陥りがち。『県民のために』より『県民の目線』で頑張ってもらいたい」と強調。大きな声でのあいさつを求め「いのちを守り、育て、支え、輝かせる素晴らしい仕事を成し遂げてほしい」と訓示した。
県は同日、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県の自治体に派遣する任期付き職員35人にも辞令を交付。派遣継続職員を含め、2017年度は計117人が現地で復興支援などに当たる。