任期満了に伴う伊勢原市長選と真鶴町長選が23日、投開票される。
伊勢原市長選
伊勢原市長選に立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、3選を目指す現職の長塚幾子氏(58)、新人で元高校教諭の宮川一彦氏(46)、新人で元県議の高山松太郎氏(62)=自民推薦=の3人。最大の課題といえる財政健全化策などが争点となっている。
長塚氏は公社への債務の削減など2期8年の成果を強調。行革の継続に加え、小児医療費助成の年齢拡大なども掲げ、生活者の視点を打ち出している。
宮川氏は市長給与の半減を公約とする一方、市の所有物に広告を積極的に導入することで収入増を図り、財政立て直しを実現させると訴える。
高山氏は市議、県議としての経験を生かし、前例主義を廃してすべての経費を見直すと強調。財政健全化に向けて取り組む姿勢をアピールしている。
15日現在の有権者数は8万263人(男4万607人、女3万9656人)。
真鶴町長選
真鶴町長選には、ともに無所属で、新人の元同町職員の宇賀一章氏(60)と、3選を目指す現職の青木健氏(59)の2人=届け出順=が立候補。
宇賀氏は観光客数を3年後に倍増するなどの産業活性化で、財政の健全化も目指すと訴える。町長給与の3割削減も掲げている。
青木氏は2期8年の実績をアピール。経済活性化や防災対策の強化、インフルエンザ予防接種の全町民無料化を公約としている。
17日現在の有権者数は7192人(男3357人、女3835人)。