厚木市がモンゴルに救急車などを寄贈したことへのお礼にと、同国出身で大相撲の大関・日馬富士関が30日、市役所に小林常良市長らを訪問した。
4月に贈呈式が行われたのは救急車と消防ポンプ車の2台。母国からの要請を受けた日馬富士関が、同市ゆかりの後援者に相談して実現した。
この日の訪問で日馬富士関は、現地での歓迎ぶりを紹介。「モンゴルの人はとても喜んでいた。救急は1秒を争う。多くの人の命が助かる」と感謝の気持ちを伝え、同国非常事態庁からの感謝状と、土産のウオツカなどを手渡した。小林市長は「感激してもらいうれしい。この気持ちを大切にして、大関ともいい関係でいたい。モンゴルにも行きたい」と話した。
日馬富士関は7月場所で全勝優勝。9月9日から始まる秋場所は「綱とり」が懸かる。場所直前の訪問だけに、「今場所は大事な場所。応援お願いします」と呼び掛けていた。
厚木市の寄贈がきっかけとなり、ゆかりの後援者がいる秦野市も近く救急車1台を寄贈するという。
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