川崎市内の商店街が街路灯の省エネ化を目指す「商店街エコ化プロジェクト事業」について、川崎市は28日までに、13団体が参加した昨年度1年間で電気料金480万円、CO2(二酸化炭素)排出量200トンの削減効果があったと発表した。
同プロジェクトは同市が2009年度から実施。商店街が市の補助金を活用し、街路灯を水銀灯から消費電力の少ない発光ダイオード(LED)に切り替える取り組みを進めている。
昨年度はチネチッタ通り商店街振興組合(川崎区)、小川町商映会(同)、武蔵小杉駅前通り商店街振興組合(中原区)など13団体が参加。1団体あたり平均で60・7%の電気料金削減に成功したという。最高は小田銀座商店街振興組合(川崎区)の78・8%だった。CO2排出量の200トン削減は、スギの木約1万4千本が1年間に吸収する量に相当するという。
プロジェクト開始からの3年間に24団体が参加。電気料金の削減率は平均53・9%だった。
市商業観光課は「LED化による効果も表れている。今後も多くの商店街に参加してほしい」と話している。
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