任期満了に伴う綾瀬市長選は1日、告示された。ともに無所属で、新人で元市議の笠間信一郎(しんいちろう)氏(63)と3選を目指す現職の笠間城治郎(せいじろう)氏(68)の2人が立候補。一騎打ちとなった。投開票は8日。
争点は、深刻な航空騒音被害をもたらし市域の18%を占める米海軍厚木基地への対応、東名高速(仮称)綾瀬インターチェンジの完成に伴う工業団地の新規開発への是非―など。
笠間信一郎氏は「国防力強化の観点から基地とは共存する。経済状況から企業誘致は見込めず、工業団地は凍結すべき」と訴える。
一方、笠間城治郎氏は「基地の整理縮小を求める。工業団地で企業を誘致し、雇用や税収の増加につなげたい」と呼び掛ける。
6月30日現在の有権者数は6万6839人(男3万4229人、女3万2610人)。
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