県は7日、平塚市内の精神科病院で入院患者と職員の計6人が結核に集団感染し、このうち患者4人が発症したと発表した。発症者はいずれも服薬治療で快方に向かっており、感染拡大の恐れはないという。
県健康危機管理課によると、昨秋からせきの症状があった60代の男性入院患者を精密検査したところ、1月13日に肺結核と診断された。3月には男性と同じ病棟に入院中の女性2人(60~70代)が相次いで結核性胸膜炎と診断され、いずれも専門病院に転院した。
これを受けて入院患者と病棟の職員計93人の接触者検査を行った結果、5月に入院中の70代女性、6月には准看護師ら2人が感染していることが判明した。
同課によると、県内で結核の集団感染が確認されたのは2年ぶりという。
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