2013年に横浜で開かれる第5回アフリカ開発会議(TICAD)の成功に向け、横浜市はことし6月1日から9日までを同会議の「キックオフウイーク」とし、アフリカ各国の駐日大使と市内の大学生が討論するセミナーなどを開催する。アフリカの37カ国で構成する在京アフリカ外交団(ADC)と横浜市、国際協力機構(JICA)などが協力する。
横浜市の林文子市長は25日、市役所で会見し、2008年の第4回アフリカ開発会議が横浜で開催されたことに触れ、「友好関係を礎に、より連携を深めたい」と呼び掛けた。同席したADC団長のスチュアート・コンババッハ駐日ジンバブエ大使は「前回会議から日本とアフリカの真剣な関係づくりが始まった。次の会議が成功するよう、頑張っていきたい」と応えた。
キックオフウイークでは、6月1日の「横浜開港祭2012」でコンババッハ団長があいさつし、プロのアーティストがアフリカの音楽とダンスを披露する。6月6日にJICA横浜国際センター(中区)で開かれる「アフリカセミナー」では、アフリカ各国の駐日大使らと市内の大学生が議論するセミナーや、アフリカへの貿易・投資を紹介するビジネスセミナーが催される。第5回アフリカ開発会議は13年6月1~3日開かれる。
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