深刻な政治不信浮き彫り 低投票率の大和市、選挙テーマにアンケート/神奈川
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年4月9日(月) 23:47
大和市は9日、政治と選挙をテーマに市内の有権者1千人を対象に実施したアンケート形式の意識調査の結果を発表した。
昨年4月の市長選と市議選はともに投票率42・4%で、前回を2・4ポイント下回り、過去最低だった。低投票率についての質問では、「好ましくない」が51・0%。「やむを得ない」(39・6%)と「個人の自由なのでかまわない」(5・7%)を上回った。
複数回答可で低投票率の理由を尋ねた質問では、73・6%が「投票しても政治はよくならないと考える人が多い」、68・1%が「政治と政治家への不満や不信の表れ」と答え、深刻な政治不信がここでも浮き彫りになった。
外国人への地方選挙での投票権付与については、62・9%が「必要ない」と答え、15・1%の「必要」を大きく上回った。被選挙権も同様に「必要ない」が58・6%で、「研究すべき」(13・5%)と「認める」(6・7%)の合計が20・2%だった。市内には外国人登録した70カ国6千人が暮らしている。
調査は毎年行っており、昨年10月から11月にかけて実施された今回の回答率は45・8%だった。
【】