津波避難の指標へ、海抜表示板を100カ所に新設/葉山町
政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年4月5日(木) 10:32
葉山町は、新たな海抜表示板を町内100カ所に設置した。大地震の発生に伴って津波が押し寄せた際、町民や観光客が避難するための指標としてもらう狙いという。海抜表示板は縦40センチ、横33センチの大きさ。「津波注意」の黒い文字の下に、青地に白抜きで「ここの地盤は海抜2・7m」などと日本語と英語で表記されている。
いずれも電柱に取り付けられており、表と裏の2枚で1セット。最も海抜が低い地点は葉山港の2・7メートル、最高は町役場近くにある町消防本部・消防署の26・3メートル。
町によると、以前から取り付けてあった海抜表示板の老朽化が進んでいたため、東日本大震災による大津波の発生を機に、避難意識を高めるだけでなく、実際に避難する際の指標とする目的で新設したという。予算は約90万円。
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