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入札不調…防災スピーカー、10カ所新設は2カ月超遅れに/横浜市

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2012年3月15日(木) 00:51

東日本大震災を受け、津波からの避難を早期に呼び掛ける防災用スピーカーについて、横浜市は3月中に沿岸部10カ所に新設する予定だったが、入札の不調で少なくとも2カ月以上ずれ込むことが14日分かった。工期日程の条件が業者に厳しかったとみられ、2度にわたり応札がなかった。

津波被害への懸念が広がる中、浸水が予想される鶴見や金沢など沿岸部6区10カ所に市内で初めて防災用スピーカーを設置する事業を決定。昨年12月の市会で補正予算(約8700万円)が議決されていた。

市消防局はことし2月、「スピーカー」と「無線機」の2種類に分けて入札を実施。しかし、新たなシステムの開発が必要な無線機の設置については応札がなく不調に終わった。年度内の整備に向けて、今月の2度目の入札では、参入しやすいように無線機の送信機と受信機について、発注を分けるなど工夫をしたが、応札者はなかった。

「工期日程が短く、業者には厳しい条件だったかもしれない。せっかく迅速な設置を進めてきただけに残念」と消防局。工期日程の期間を増やし、あらためて入札して6月ごろをめどに設置する方針という。

2012年度予算案で市はさらに、約6億8千万円を計上。約90カ所に同様の防災用スピーカーを設置する予定だ。

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