横浜市磯子区は7日、戸籍課の男性職員(39)が取引業者から文具や書籍などを購入したのに、2年間にわたり4社に計78万円余りを支払わないなどのミスがあった、と発表した。同職員が一部の請求書を紛失するなどずさんな事務処理をしていたのが原因という。
同区戸籍課によると、2月23日に別の職員が業者からの支払い督促を受けて、未払いが発覚。この職員について、他の取引業者に対しても不適切な経理事務がないか確認したところ、2010年3月から12年1月まで計4社に35件の未払いと1件の二重支払いが見つかった。一つの業者には10年8月から計56万円分を支払っていなかった。
職員は業者から督促を受けていたが、先送りにしていた。日常の発注も義務付けられている書類ではなく、口頭で行うなど適正な事務手続きを怠っていたという。
同課は業者に謝罪し、今月中に支払いなどの手続きを終える。
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