19日に投開票された寒川町議選は、翌20日未明まで開票作業が続いた。確定時刻は当初の見込みより約20分遅い、同日午前0時10分。町選挙管理委員会事務局は「開票作業でミスは許されない。安全かつ慎重に作業を進めた結果、時間を要してしまった」と説明した。
定数18に対し、現職14人、新人9人の計23人が立候補した町議選。同選管は定数を1上回った前回町議選から大幅な態勢強化などは講じなかったものの、「激戦ゆえに票がどのように動くのか、先を見通しにくかった」点もあったという。
最終的な開票結果は、投票総数1万6608に対し、無効票は214。無効票の内訳は、白票98、疑義票116だった。疑義票には、複数の候補者や候補者とは異なる名前を記載したものが多く、一部には“混乱ぶり”が見受けられたという。
ただ、同選管は「疑義票自体の審査に問題はなかった」と強調。「正確性を重視した結果、前回より遅れが出てしまった」と重ねて説明し、「次回は時間を短縮できるよう工夫したい」と話した。