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「経済政策を作り替える」 金子洋一氏(54)=民進・現

選挙 | 神奈川新聞 | 2016年6月22日(水) 20:20

民進党の金子洋一氏(横浜駅西口)
民進党の金子洋一氏(横浜駅西口)

 皆さん、こんにちは。ご紹介いただきました民進党の参院議員候補、金子洋一でございます。大変お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございました。連合のOB、事務局長にはこれまた、お忙しい中、全国たくさん選挙区のある中で、私どもの神奈川選挙区に応援いただいたこと、心より感謝申し上げます。そして、皆さま方、仲間、同志の皆さま方、おいでいただきありがとうございます。いよいよ7月10日に向けて選挙が始まりました。

 まず今回の選挙が特色を持っていること、3分の2を与党に取らせてはいけないということです。明らかに、いまの与党、3分の2を取って、憲法を変えるということをおっしゃっているわけです。この2、3カ月、隠しておられるようだなと思ったら、つい2日前にぽろっとおっしゃったんでしょうか、あれはインターネットの番組だからおっしゃったんでしょうか。「この秋の憲法審査会で憲法改正の議論をやります」とはっきりとおっしゃった。いままでは特に1月までは「3分の2を取って変えるんです」「9条がターゲットです」とそうおっしゃっていました。皆さんもよく、自民党の改憲草案をご覧になったと思います。憲法9条を変える、あるいは緊急事態条項を入れる、財政規律条項を入れる、わが国のこれまでの歩みを完全に変えてしまいかねない、そういった内容です。

 自民党の政調会長はこれをたたき台にすればいいとおっしゃいますが、こんな腐ったたたき台、1回たたいたらぶっ壊れてしまう。こんなもので議論なんかできるわけないんです。私ども民進党、そして私、民進党の参議院候補、金子洋一、こんな形での憲法論議、絶対に許すわけにはいきません。皆さんとまず、これを止める、これがわれわれのまず第一のターゲットであります。

 そして、経済政策について、たくさん、たくさん言いたいことがあります。例えばアベノミクス。皆さんのもとにアベノミクスはやってきたのでしょうか。皆さんの中で、アベノミクスで生活が豊かになったとおっしゃる方、おいでなんでしょうか。もし、皆さんが株をたくさんもっておられれば、あるいは大企業の社長さんであれば、アベノミクスのメリットはたくさん出たかもしれません。私は、会社がもうけることを否定するつもりはありません。しかし、会社がもうけるということはどういうことなのでしょうか。突き詰めていえば、これは、別に会社の設備が勝手に動いて、工場の設備が勝手に動いて、何か製品をつくってくれるわけじゃない。自動的に会社の資本が子どものお金を連れてくるわけではない。

 会社が利益を上げるということは、その会社で働いている一人一人のサラリーマン、一人一人の労働者が工夫して働いたから、大きな利潤を上げたのではないでしょうか。それで考えれば、日本の会社が大きな大きな利潤を上げたということならば、その中には、われわれサラリーマン、消費者、労働者の取り分が当然ある。それは半分どころじゃないはずです。7割、8割はわれわれが取ってしかるべき正当な報酬だと考えます。皆さん、いかがでしょうか。これが半分しか来ないのが、いまの世の中なんです。難しい言い方をすると「労働分配率」が半分しかない。これがおかしい。ここをなんとかしないといけない。

 だけれども、日本は法律で「じゃあ、内部留保禁止しましょう」というわけにはいきませんから、そこに工夫をしていかないといけないんです。そこにどういう工夫をしていかないといけないのか、詰めていくのかが最大の問題です。まず、会社には賃上げをしてもらわないとだめです。そして、政府は会社が賃上げをしたくなるような経済環境をつくっていかなければいけません。それはどういうことなのでしょうか。

 例えば、その一つ。私が強力に進めるべきだと思うのは、何と言っても、年金とか健康保険の掛け金である社会保険料を政府が何らかの形で肩代わりしてあげて、低くしていくということです。これをやっていくと、企業も「もう少し、給料を引き上げようか」とか「工場を大きくして従業員を雇おうか」という話になってくるかもしれない。私は別に企業だけに肩代わりしろ、とは考えません。われわれ一人一人のサラリーマン、毎年、何万円も健康保険の掛け金、年金の掛け金を支払っています。これを政府が「景気対策の一環」として肩代わりすればいいわけです。

 財源はいくらでも調達できます。日銀と話し合って「つなぎ国債」を出すとか、いま世界で話題の「ヘリコプターマネー」なんていうのも選択肢の一つです。こうした形で、われわれに対して、お給料の手取り金額を増やすような政策を打たなければ、われわれ一人一人が豊かにならなければ、日本経済全体の復活なんていうのもあり得ない話です。そこのところが、政府の政策には抜けています。企業の方ばかり、見ている。私が与党の政治家だったら、当たり前になるかもしれません。だって、企業の方から、大きな、大きな献金が来ている。だとしたら、お得意様の言うこと聞いちゃいますよね。でも、われわれ民進党のお得意様は企業ではなく、一人一人のサラリーマン、一人一人の消費者です。

 一人一人の消費者の意見を聞いて、経済政策を作り替えていく。今までのように大金持ちの皆さんとか、社長の皆さんとか、ベンチャー企業の成功者とか、そんな人ばかりが政策を作るのではなく、われわれ多数派のサラリーマン、消費者が政策を作っていく。物事の順番を変える。われわれこそが多数派なんですから、われわれの意見を政府の政策に反映させなければなりません。そのためにも、この7月10日の参議院選挙、ぜひ、私どもにお力を与えていただきたいんです。

 私、民進党の参議院議員、金子洋一、これからも全力を挙げて、われわれ一人一人、われわれの、サラリーマンの、消費者の、労働者の収入を引き上げて、日本全体の景気をアップをさせること、国会議員の定数を削減する、自ら身を切る改革を実現すること、この二つで頑張っていって、必ず、7月10日の投票日には皆さんに応援をしていただける、投票をしていただけるように、頑張って活動をして参ります。どうぞ、民進党の参議院議員・金子洋一へとお力添えをお願いさせていただき、そして長時間のご清聴に感謝申し上げてさせていただき、金子洋一からのごあいさつとさせていただきます。
(横浜駅西口)

 
 

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