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「もっと女性輝く社会に」 三原じゅん子氏(51)=自民・現

選挙 | 神奈川新聞 | 2016年6月22日(水) 20:17

自民党の三原じゅん子氏(JR桜木町駅東口)
自民党の三原じゅん子氏(JR桜木町駅東口)

 皆さまこんにちは。ただいまご紹介いただきました三原じゅん子でございます。本日はご通行中の皆さま、そしてお仕事中の皆さまにも大きな声でお訴えをさせていただいておりますことをどうかお許しをいただきたいと思っております。それだけこの参院選挙、わが国にとって大事な大事な選挙だということをぜひご理解をいただきたいと思います。

 その中で、三原じゅん子、いったい何を訴えていくのか、ということでございますが、当然、一億総活躍社会の実現、ということでございます。いま先生方からいろいろお話がございました。

 アベノミクス。是か非か、というような報道もありますけれども私はそんな単純な争点で闘うつもりはありません。アベノミクスがしっかりと効果を表していること。このことについてはもう皆様方に一つずつご説明するまでもなく、数字はうそをつきません。ですからこのことに関しては細かくはお話はいたしません。

 しかしながら、本当に、成功しきっているのかといえば、一つ足りないところがあることは私自身も感じているところであります。国民の皆さまも同じように感じておられることだと思われますが、なかなか消費の拡大というところにつながっていっていない。これはなぜなんだろう。

 私なりに考えて検証させていただきました。

 何かあったときのために取って置こう。個人も企業も。特に個人の方が多いと思います。病気になったときのために取っておこう、老後のために取っておこう、介護生活になったときのために取っておこう、年金ももしかしたらずいぶん少なくなっちゃうかもしれないから取っておこう。そうした皆さまの生活に対する安心というものが、いままだまだ足りていないんだと、私は思っています。

 だから、取っておこうと思っているから、なかなかお財布のひもを緩めてもらえない。だったら、社会保障政策をしっかり充実させることこそが本当の意味でのアベノミクスの成功の一番の近道になる、と私にはそう思えてなりません。

 私はいま、参議院の厚生労働委員長を務めております。行政府のトップは厚生労働大臣。国会では私が、この厚生労働委員長として、トップとしてしっかりとかじ取りをしていかなければならない立場にいます。

 皆さん、考えてみてください。全体の予算の3分の1以上を使っている社会保障。これが1兆円ずつ増えていっているということは、皆さんご承知の通りでございます。もう社会保障をしっかりと見直す分岐点に来ているのではないでしょうか。今後もどんどん増え続けていけば、いつか予算のほとんどが社会保障のために必要となってしまう。このままいけば日本は破綻してしまいます。そうじゃない社会保障、メリハリのある社会保障を作り上げる時が来ていると思っています。

 例えば、本当に困っている人。しっかりと手を差し伸べる。強くて自分できっちりがんばれる人にはがんばってもらおうと。こういう風に選択と集中。どの政策を選んでいくのか。そしてそこに集中してしっかりと手を差し伸べていくのか。はっきりと優先順位をつけていく。これが安倍総理がおっしゃっておられた、社会保障の優先順位、そのことだと思っております。

 そして、この社会保障政策をしっかりと充実させていくこと。医療、年金、介護、子育て、雇用。こうしたものを充実させていくことによって、さらに女性が輝いていける社会を実現していかなければならないと思っています。なぜならば、これからもっと進んでいく高齢化社会、少子高齢化。こうしたものを背負っていくのは、女性だからであります。

 女性の皆さん。いま、職場で男性と同じように働いておられます。なのに、なぜか男性の方がお給料が高くて、女性の方が少ない。このことから私は、心配をしておりますが、家に帰ってきても女性はずっと働いている。家事をして、育児をして。さらにこれから少子高齢化が進むんです。

 女性の肩にかかってくるのは、自分の両親の介護、ご主人の両親の介護。こうしたことも全部女性の肩にかかってくるんです。いまも女子学生の方がたくさんお通りになられて、こういう女の子たちの将来の肩にそうした負担を載せるのはもういいかげんやめていこうではありませんか。国全体でしっかりと、そうした負担をみんなで分かち合う、そうした社会保障政策をつくっていこうじゃありませんか。そのことこそが本当の意味の女性活躍につながっていくと思えてなりません。

 女性の皆さんがこれだけがんばって、がんばって、働いて、働いて、働き抜いているにもかかわらず、どこか皆さん、当たり前だという雰囲気になってしまっている、この日本を変えていかなければいけないと、私は思っています。

 国際社会の中でしっかり勝ち抜いていこう、経済で勝ち抜いていこうと言っているにもかかわらず。だったら、男女平等で、女性の活躍というのを世界のランキングに示したら、日本は101位です。この矛盾を埋めていかなければならないのではないでしょうか。

 そして一億総活躍社会の実現の1本目にはGDP600兆円と言われています。600兆円を実現するためには女性の力が必要なんです。

 そして2本目の子育て政策も女性の力がまさに必要。3本目の介護離職者ゼロもまた女性の力が絶対必要。アベノミクスの成功と社会保障の充実と、女性の活躍、これは全部つながっているんです。

 だから私は参議院の厚生労働委員長としてしっかりと社会保障政策を進めること、そしてまた、女性の活躍。活躍っていうと、なんだか働きたくない人のお尻をたたいて働けと言っているかのように聞こえますが、そうではありません。皆さんが、女性の皆さんすべてが今まで以上に輝くことができる社会の実現、目指していこうじゃありませんか。女性の皆さん、そろそろ立ち上がろうじゃありませんか。

 これからは、女性が中心となって政治、経済、すべてにおいて女性の視点というのを重要視していく。このことが大切です。いまは国会議員の9割以上が男性。1割弱しかいない女性議員ですけど、その中でも、しっかりと私みたいに1人で何十倍の声を上げていくことを、こういうことができる政治家を、ぜひ皆さんに育ててもらいたい。この神奈川から育ててもらいたい。

 このことを心からお願い申し上げて、三原じゅん子からのお願いとさせていただきます。皆さん本当にありがとうございます。これからしっかりがんばってまいります。ありがとうございました。
(JR桜木町駅東口)

 
 

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