
任期満了に伴う小田原市長選(5月8日告示、同15日投開票)への3選出馬を表明している現職の加藤憲一氏(51)が今月16日夜、公約を発表した。小田原で持続可能な地域社会モデルを実現するため、九つの重要テーマと154の政策を掲げた。
加藤氏は、テーマの一つに挙げた「重要なまちづくり案件の適切な実現」について、芸術文化創造センターや早川漁港周辺の施設などの整備を「民間の力をできるだけ活用し、まちづくり全体の絵の中で生きるよう進めたい」と説明。「観光による地域経済活性化」では「観光名所だけでなく、文化や街並み、暮らしなどにも再度光を当て直し、全体の力につなげたい」とした。
また現状について、人口減少や少子高齢化、社会インフラの老朽化など直面している課題が「よりはっきりと、より深刻になっている」と指摘。「小田原の目指しうる地域モデルに向け、私たちは意識や行動を進化させなければならない」と強調した。