任期満了に伴う藤沢市長選は14日、投開票される。立候補したのはいずれも無所属で、届け出順に新人で元出版社員の田中重徳氏(49)、現職で再選を目指す鈴木恒夫氏(66)、新人で元県議の鈴木とも子氏(66)=共産党推薦=の3人。
前市長時代の混乱から市役所を立て直したとする鈴木恒夫市政1期4年間の評価が主要な争点。高齢社会を見据え、子育て支援や福祉政策を強化する姿勢は3氏とも共通している。
田中氏は「暮らし 安心 楽しい」をスローガンに市内をくまなく遊説。「藤沢を地域福祉のモデル都市にする」と宣言する。
鈴木恒夫氏は、自民・民主・公明党の国会・地方議員が支援。連日の個人演説会で引き締めを図りつつ、市政の継続を訴える。
鈴木とも子氏は安全保障法制の廃止や護憲など大きなテーマも絡めながら運動を展開。「藤沢初の女性市長を」と呼び掛ける。
6日現在の選挙人名簿登録者数は34万3134人(男16万9036人、女17万4098人)。
田中 重徳 49 元出版社員 無新
鈴木 恒夫 66 市長 無現(1)
鈴木とも子 66 元県議 無新
【読み方】氏名、投票日現在の満年齢、現在の主な職業・代表的肩書、所属党派(無=無所属)、現職・新人の別、当選回数