選挙権が18歳に引き下げられる今夏の参院選に向けて、茅ケ崎市選挙管理委員会は2日、県立茅ケ崎養護学校(同市西久保)で出前授業を行った。高等部の3年生18人が、選挙の仕組みや約束事について理解を深めた。同市内の県立学校での出前授業は今回が初めて。3日に行われる同校の生徒会選挙を前に、関心を高めてもらおうと企画された。
投票所について説明した選管職員は、独力で投票用紙への記入が難しい場合、係員が代筆してくれる代理投票の制度があることを紹介。▽隣の人の記載内容をのぞき見ない▽候補者からお金をもらわない-などの注意点も伝えた。
男子生徒は「授業を聞いて投票に行った方がいいと思えたので良かった」と感想を述べていた。
選管は実際に使用する投票箱や記載台を同校に貸与し、3日の生徒会選挙で使ってもらう。出前授業は今後も市内の県立高校や市立中学校で順次行っていく。