
8日に告示(15日投開票)された海老名市長・市議選では、早大マニフェスト研究所が神奈川新聞社と連携し、候補者の政策などを分かりやすく表現したサイト「マニフェストスイッチ海老名」を立ち上げた。同研究所は「有権者の判断材料のインフラとして活用してほしい。投票率向上や、より良い候補者選びにつながれば」と期待している。
マニフェストスイッチは選挙を「政策を比較して選ぶ」ものにするために、分かりやすく、見やすい共通フォーマットの政策を候補者から収集・公開し、利活用(オープンデータ化)を進めるプロジェクト。今年4月の統一地方選挙に向けて開始し、川崎市議選や埼玉県知事選、秦野市議選などで実施してきた。
今回の海老名市長・市議選では早大マニ研と神奈川新聞社が告示前に立候補予定者アンケートを行い、それを基に各候補者の政策を確認・比較できるようにした。サイトでは、市内の地図上に候補者の顔が住所地に落とし込まれている「政策マッピング」を表示。誰がどの地区から出馬しているかが、人目で分かる。
候補者は、共通の質問である「政治家を志した理由」「地域のありたい姿」「解決したい課題」「解決するための重要政策」などに対し回答しており、それぞれの人柄や政策の重要度合いも見て取れる。また、各自の政策からキーワードとなる言葉を抜き出して視覚化する「ワードクラウド」も実践、新たな手法を駆使して有権者に判断材料を提供している。
さらに市長選では、立候補を表明した現職の内野優氏(60)と、新人で前市教育長の瀬戸清規氏(63)の2氏に「今回の争点」「都市防災」「図書館の指定管理者制度問題」「首長の多選問題」など個別テーマを質問。紙面とサイト上で公開する。
早大マニ研の青木佑一事務局次長は「政治家は具体的な政策を掲げ、有権者はそれに基づいて判断する『政策型選挙』にしたい。マニフェストスイッチの活動が、政治文化を変えるきっかけになれば」と話している。
サイトはインターネットで「マニフェストスイッチ海老名」で検索する。URLは(http://manifestoswitchebina.strikingly.com/)。