任期満了に伴う海老名市長選と同市議選(定数22)が8日告示される。ともに投票は15日で即日開票される。
市長選は現職で4選を目指す内野優氏(60)=自民、民主、公明推薦=と、新人で前市教育長の瀬戸清規氏(63)の2氏が立候補を予定している。
内野氏は「継続 発展」を掲げて海老名駅西口で本格化している施設建設を踏まえ、駅東西一体のまちづくりの推進を公約。交通渋滞対策に力を入れて移住・定住につなげると訴える。
瀬戸氏は「多選を問う」と争点を明確化。現市政に「職員の士気低下や思いつき行政、市議へのどう喝」などがあると批判し、市立中央図書館の直営化や学校プールの復活を公約する。
市議選は現職18人、新人7人の計25人が立候補する見通し。党派別では公明3人、共産2人、自民、民主、ネットが各1人、無所属は17人。新人が乱立した前回は29人が立候補した。
9月2日現在の有権者数は10万4549人(男5万2675人、女5万1874人)。
マニフェスト分析も
神奈川新聞社は、8日告示、15日投開票される海老名市長選、同市議選で、早大マニフェスト研究所などが取り組む「マニフェストスイッチプロジェクト」と連携して各候補者のマニフェスト(政策)を収集、分析します。
マニフェストスイッチとは、全国の政治家に政策について共通の質問をし、結果を公表(オープンデータ化)して有権者に判断材料を提供する全国初の試みです。
今回、収集したマニフェストは、同プロジェクトのウェブサイト(http://www.manifestojapan.com/)上に掲載され、地図上に各政策を重ね合わせる「マッピング」や、政策からキーワードとなる言葉を抜き出して視覚化する「ワードクラウド」など、新たな試みも行います。