民主党県連は6日、横浜市中区で定期大会を開き、来夏の参院選で現職の金子洋一代表(参院神奈川選挙区)の擁立を目指すことを決めた。近く党本部が公認する見通し。金子代表は会見で「与党の政策に、おごりが出てきた。きちんとした選択肢を提示するため、与党と対峙(たいじ)したい」と再選に向けた抱負を述べた。
このほか、次期衆院選の候補となる総支部長を原則として県内の全18選挙区に擁立する方針で一致。空白となっている11選挙区の解消を「1日も早く目指す」とした。現在、現職5氏に加え2氏が総支部長を務めている。
同党の衆院候補は、12年衆院選は17選挙区で擁立したものの、昨年末は党本部が野党間の候補者調整を進めるなどし、9選挙区にとどまった。野党連携を視野に入れた方針を一転させ、全選挙区への擁立にかじを切ったことについて、県連の滝田孝徳幹事長は「政権交代を目指す政党として、あるべき姿を明確に打ち出した」との考えを示した。
大会には、枝野幸男幹事長も出席。2015年度活動方針案を採択したほか、金子代表の指名で滝田幹事長の再任が決まった。