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ミカン農家、豆腐店主、プロボウラー… 県西地区の3市議選で17人初当選

選挙 | 神奈川新聞 | 2015年4月29日(水) 03:00

小田原市議選で初当選し緊張した面持ちで当選証書を受け取る鈴木和宏氏(左)=市生涯学習センターけやき
小田原市議選で初当選し緊張した面持ちで当選証書を受け取る鈴木和宏氏(左)=市生涯学習センターけやき

 26日に投開票された統一地方選後半戦は、県西地域の小田原、伊勢原、南足柄の3市議選で計17人の新人が初当選した。28日には小田原市議選の当選証書付与式が行われ、市選挙管理委員会の高松民吉委員長は、初当選を果たした新人らに「法令に基づいた自分の言動を意識していただきたい」と語り掛けた。

 同市議選では新人5人が初当選。このうち鈴木和宏氏(46)=無所属=は明治期から続くミカン農家の長男。農家の高齢化などで増加する耕作放棄地を活用し、オリーブを小田原の新たな特産品にしようと中心的に取り組んできた。

 選挙では、農家の仲間や指導を続けるミニバスケットボールの関係者らの支援を受けた。「市民の目線、生産者の立場」を強調。「救急医療を充実させ、地元の里山と子どもたちの未来を守る取り組みをしていきたい」と抱負を語った。

 伊勢原市議選で新人の最上位となった米谷政久氏(51)=無所属=は同市岡崎にある豆腐店の2代目。「地域を回る時、名前よりも『あそこの豆腐屋です』と言った方が分かってもらえた」と笑う。

 防犯指導員を24年間務めるなど、地元での地道な活動が街の課題を気付かせ、選挙戦では力となった。「豆腐は作り置きができない。毎日一つ一つ作るしかない。まちづくりも同じ。課題を一つ一つ解決し、良くしていきたい」と気を引き締めている。

 南足柄市議選で引退した公明党市議からバトンを受け継いだ臼井忠欣氏(57)は、現役のプロボウラーだ。

 防衛大卒業後、民間企業のプログラマーを経て1989年、プロボウラーに。2008年4月に静岡ボウルアピアの大会でパーフェクトゲームを達成した。

 現在は秦野市内のボウリング場で週に1度、レッスン教室を開いている。今後は「議会活動に支障のないように続けていきたい」とほほ笑む。

 
 

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