任期満了に伴い21日に告示された湯河原町長選は、無所属で現職の冨田幸宏氏(57)が無投票で3選を決めた。同町長選では16年ぶりの無投票に冨田氏は「戦う相手がいなかった分、しっかりかじ取りをしていかなくては」と3期目へ気を引き締めた。
同日午後4時ごろから同町土肥4丁目の駐車場で開かれた冨田氏の出陣式。集まった約500人の支持者らは、式の途中で届け出締め切り時刻の同5時を知らせるチャイムを聞いた。
直後に会場からは大きな拍手。冨田氏は「これからも、地域の要望を町と共有しながら愚直にかじ取りを進めていく」と目を潤ませた。
出陣式には地元の衆院議員の牧島かれん(17区)、神山洋介(比例南関東)の両氏をはじめ、周辺自治体の首長や議員らが駆け付けた。