統一地方選前半戦が投開票された12日、県内各地の投票所で投票用紙の誤交付などによる投票ミスが計7件相次いだ。各選挙管理委員会によると、いずれも有効票として取り扱われる。
横浜市の港南、港北の両区では、市外転出者計4人に、投票権のない市議選の投票用紙を誤って交付。担当職員の勘違いという。
同市神奈川区では、県外転出者1人に知事選と県議選、市議選の投票をさせた。作業が間に合わず送付された投票案内を提出した際、受付システムにエラーが表示されたが、受付係が不具合と判断した。
相模原市緑区では、70代の女性1人が無投票だった県議選を除く三つの選挙で2度投票するミスがあった。女性が2度目の投票用紙の交付を受ける際、受付システムには「投票済み」と表示されたが、職員はその場で2度読み込んだと勘違いした。
鎌倉市では、市外転出者が投票所を訪れた際、県内での在住を表す証明書の提示を受けないまま、知事選の投票をさせた。