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2015統一地方選
共産が大幅増 県議選は最多タイ6議席

選挙 | 神奈川新聞 | 2015年4月13日(月) 03:00

開票結果を見守り、候補者当選の報を受け喜ぶ共産党県委員会幹部ら=13日午前0時5分ごろ、横浜市神奈川区の事務所
開票結果を見守り、候補者当選の報を受け喜ぶ共産党県委員会幹部ら=13日午前0時5分ごろ、横浜市神奈川区の事務所

 県議選と横浜、川崎、相模原の3政令市議選は12日、投票が行われ、即日開票された。自民党は県議選で「単独過半数」を目標にするなど多くの議員選で積極擁立し、県議会では4議席伸ばし最多タイ。昨年の衆院選の勢いを持続させた共産党は、前回失った県議会の議席を奪還、3政令市議選でも躍進した。県議選で前回旧みんなの党で当選した議員の多くは、再選を果たせなかった。

 県議選は定数を2減し、105議席をめぐり173人が争った。最大会派の自民党は、目標の「単独過半数」には届かなかったが、現有から4増の45議席を獲得した。前回議席を失った共産党は大幅に躍進し6人が当選、交渉会派の要件を満たした。民主党は候補者を絞ったが、前回より4議席減らした。

 自民党は、党基盤強化のため前回を11人上回る54人(元職1人、新人15人含む)を擁立。これまで立てなかった1人区の保守系無所属の現職がいる座間市で競り勝ち、横浜市港北区では2議席を確保した。6期目を目指した大磯町・二宮町の現職が落選した。

 民主党は、前回に比べ17人少ない31人を擁立し25議席を獲得。現有から3議席増やしたが、前回より4議席減らした。共倒れが相次いだ前回を教訓に公認候補を大幅に絞り込んだものの、川崎市川崎区や横浜市瀬谷区で現職が落選した。

 維新の党は、現職7人に加え、元職1人、新人11人の計19人を擁立。「全国に草の根を生やす選挙戦」と位置付けたが、5議席にとどまった。

 公明党は、現職10人が出馬し、減員区の川崎市川崎区を含め、全員が当選を果たした。

 前回選で約50年ぶりに議席を失った共産党は、前回より3人多い12人を公認。横浜市港北区と相模原市南区などで計6議席を獲得し過去最多に並んだ。

 地域政党「みんなの改革」は現職5人を公認したが、議席を守ったのは横浜市栄区の1人だけだった。

 神奈川ネットは4人を立て、川崎市宮前区の新人が当選した。

 県政会の無所属現職4人のうち南足柄市と座間市の2人が落選した。

 次世代の党は新人1人が出馬したが、議席には届かなかった。

「選挙中から手応え」共産事務所

 県議会ではゼロから一気に6議席、横浜市議会では4議席増などと躍進した共産党県委員会は、横浜市神奈川区の事務所で田母神悟委員長らがテレビで開票結果を見守った。候補者の当選が確定するたびに、拍手がわき起こった。

 田母神委員長は「選挙中から手応えを感じていた。県議会で質問権を確保したことで、県民の期待に応えることができるのが一番の喜び。この勢いを来年の参院選につなげたい」と話した。

 
 

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