「多くの市民の信任を得て当選することができた。市民の安全安心のため、しっかりと頑張らせてもらう」。午後8時5分ごろ、相模原市長選で3選を決めた現職の加山俊夫氏(70)は、同市中央区の事務所で拍手と歓声の中、集まった支援者らと万歳。力強く意気込みを語った。
リニア中央新幹線の中間駅設置が予定される橋本駅南口と、在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還地の活用や小田急多摩線の延伸構想を抱えるJR相模原駅北側。選挙戦では、この両駅周辺を一体的に捉えた広域交流拠点整備について「大きなポテンシャルを生かし、市を発展させていく」と推進を訴えた。
3期目に向け、加山氏は「少子高齢化社会を迎えてこれからの自治体運営は大変厳しいものが想定されるが、市民の福祉向上を第一に掲げて市政に取り組む」と抱負を述べた。
広域連携を図っていく周辺自治体の各首長や支援する各団体の代表らも駆け付け、今後の関係強化へがっちりと握手を交わした。