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2015統一地方選
最激戦10人舌戦に熱 県議選藤沢市選挙区

選挙 | 神奈川新聞 | 2015年4月11日(土) 03:00

候補者の街頭演説に耳を傾ける有権者ら=藤沢駅南口
候補者の街頭演説に耳を傾ける有権者ら=藤沢駅南口

 県議選で県内最多の10人が名乗りを上げた藤沢市選挙区(定数5)が、主要政党入り乱れての混戦となっている。初の3議席獲得を狙う自民党に対し、野党側は対抗心をむき出しに政権批判を展開。与党の公明党も自民の積極姿勢に「票が割れる」と危機感を強めており、いずれの陣営も「県内随一の激戦区」と口をそろえる。党首級も続々と藤沢入りし、最終盤に向けて舌戦の熱は増すばかりだ。

“ミニ国政選挙”


 「藤沢は全国でも珍しい選挙区。ほぼすべての政党が候補を立てている」

 7日夕方の藤沢駅南口。自民候補の応援に駆け付けた市議の1人がマイクを握り、こう続けた。「まさに“ミニ国会議員選挙”。大変厳しい選挙なんです」

 6政党に無所属を加えて計10人。激戦を生み出した最大の要因は、県議会で56年ぶりの単独過半数を狙う自民の強気な姿勢だった。

 前回、自民公認で当選した2人のうち1人が任期途中で藤沢市長に転身。その後釜に名乗り出た市川和広氏と松長泰幸氏の2新人、現職の国松誠氏もそろって公認し、同選挙区で初めて3人の擁立に踏み切った。
 

「1強にノーを」


 こうした自民の攻勢に野党側は一斉に反発、政権批判のトーンを強める。

 前回2人を立てた民主党は今回、現職の斎藤健夫氏に絞った。告示日の夕方、藤沢駅北口の出陣式で斎藤氏は「自民は3人、何とも強気だ。政権は完全な独裁政治をやろうとしている」と声を張り上げた。

 昨年の衆院選で民主入りした阿部知子衆院議員(比例南関東)も「政権に待ったをかける動きが県議選で問われている。野党の要となる仲間を一人でも増やしたい」と強調。斎藤氏に加え「一番スタンスが近い」として、みんなの改革から推薦を受けた無所属の現職・塩坂源一郎氏も独自に支援し、自民3議席阻止に執念を燃やす。

 党首級の応援も相次ぐ。9日には共産党の志位和夫委員長が「今選挙は大事な審判。自公への1票は戦争への1票だ」と藤沢駅南口で演説。同選挙区8年ぶりの議席奪還へ、市議からくら替えした新人・加藤なを子氏への支持を訴えた。

 維新の党も江田憲司代表が5日に来訪。2月に公認が決まった新人の小林伸吾氏とともに「自民1強政治にノーを」と連呼した。
 

自公にも危機感


 同選挙区は過去3回、自民2、民主1、公明1の当選者が固定化。残り1枠は、その時の情勢次第で入れ替わる状況が続く。

 かつては自民2人と保守系の無所属が並び立った時代もあり、「3人当選は不可能ではない」と国松氏。一方で共倒れのリスクと隣り合わせでもあり、3陣営とも引き締めに懸命だ。

 ある陣営の出陣式で、同党の星野剛士衆院議員(12区)は「ここは現在、自民の3番手。もしかしたら他党に並ばれているかもしれない」と奮起を促した。

 危機感は公明も同様で、告示日直前に同選挙区を重点区相当の扱いにした。党幹部の来援も受ける現職の渡辺均氏は「創価学会票以外、自公は支持層がかぶるため票の奪い合いになる」と、実績ナンバーワンを掲げ支持を広げたい考えだ。

 昨年12月の衆院選に続く挑戦となる次世代の党新人の甘粕和彦氏、元市議で3回連続の挑戦となる新人の原田建氏も街頭活動に力を入れ、虎視眈々(たんたん)と議席獲得を狙う。


■主な候補者
国松  誠 53 自現(2)
斎藤 健夫 46 民現(3)
小林 伸吾 37 維新
松長 泰幸 46 自新
市川 和広 44 自新
塩坂源一郎 51 無現(2)
渡辺  均 56 公現(3)
甘粕 和彦 32 次新
加藤なを子 56 共新
原田  建 50 無新

【読み方】▽氏名、投票日現在の満年齢、所属党派、現職・新人の別、丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、次=次世代の党、無=無所属。並びは届け出順。

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