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県議選・川崎市川崎区選挙区
減る議席、争奪過熱 定数超す現職サバイバル  

選挙 | 神奈川新聞 | 2015年4月2日(木) 14:03

現職が開いた時局講演会。最後は選挙に向けて、ガンバロー三唱で気合いを入れた=3月23日、JR川崎駅前のホテル
現職が開いた時局講演会。最後は選挙に向けて、ガンバロー三唱で気合いを入れた=3月23日、JR川崎駅前のホテル

 県議選の川崎市川崎区選挙区は定数が3から2に減り、猛烈な議席争奪が予想されている。自民、民主、公明の現職3人と共産の新人が出馬を予定し、必ず現職が落選する“サバイバル戦”となる。「自公で2議席を」「自公の独占を許すな」-。各陣営は3日の告示日前から「与野党対決」でヒートアップしている。

「与党で2議席を」

 「全国で最も厳しい選挙区の一つがここ川崎区。皆さんの力で押し上げてほしい」。2月11日、公明の山口那津男代表がJR川崎駅前で声を上げた。統一選の全国遊説のスタート場所に選んだのが、現職の西村恭仁子氏が立つ「最重点区」の川崎区だった。

 1991年に公認候補を落とした苦い経験もある選挙区。現在、川崎市内全区で公明の現職県議は1人だけに、西村氏は「絶対に負けられない。定数も、候補者も前回より減り、当選ラインは高くなる。しがみついてでも勝ちたい」と意気込む。

 一方、自民現職の杉山信雄氏は3期連続トップ当選。杉山氏を支える地元の田中和徳衆院議員(10区)は、連立政権も重視し、「自公の与党2人が当選できるよう努力したい」。企業・団体の紹介で西村氏に配慮する構えもみせる。

 ただ、陣営には「協力を言い過ぎれば、どちらの票も伸びず、民主や共産を利する」との警戒感も。杉山氏も、「他党と協力する余裕はない。前回得票を上乗せし、党の基盤強化につなげたい」と気を引き締める。

「自公独占許すな」

 「自公の2議席独占に待った」-。民主現職の栄居学氏は、選挙用ポスターにそんなキャッチフレーズを入れるつもりだ。

 4年前の前回は杉山、西村両氏の後塵(こうじん)を拝し、3番手に甘んじた。得票の上乗せが欠かせないが、栄居氏は「国政の与野党の構図に持ち込み、支持を広げたい」と話す。

 共産新人の後藤真左美氏も、栄居氏と同様に「与党で2議席独占は許さない」と力が入る。安保法制の動きを引き、「戦争法制に正面から反対できるのは共産だけ」と民主との差別化も意識する。告示日には志位和夫委員長も来援する予定で、陣営内は16年ぶりの議席奪還に燃えている。
 

「維新」票に熱視線

 各陣営が注視するのが、1万票超(昨年12月の衆院選の比例得票)とみられる維新の党支持層の動向だ。同時に行われる市議選では維新の候補がいるが、県議選では行き場を失う。当選ラインが「2万票」と目される戦いでは、当落を左右しかねない存在だ。

 自民の田中氏は「杉山氏が維新支持層も奪い、圧倒的な勝利を収めることが公明候補を支えることにつながる」と話す。民主の栄居氏は「前回にみんなの党、昨年暮れの衆院選で維新の党に投じた人たちにも支持を訴えたい」と狙いを定める。

杉山 信雄 57 自現(4)
栄居  学 37 民現(1)
西村恭仁子 52 公現(1)
後藤真左美 48 共新

【読み方】▽氏名、投票日現在の満年齢、所属党派、現職・新人の別、丸数字は当選回数▽党派の略称は、自=自民党、民=民主党、公=公明党、共=共産党。並びは国会(衆院)の勢力順。

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