県議選
県議選は今回定数を2減、定数105に対し、前回より5人少ない173人が立候補する予定。内訳は現職92人、元職9人、新人72人。最大会派の自民党(現有議席41)は、国政での「自民1強」を背景に前回を11人上回る54人(元職1人、新人15人含む)を公認、単独過半数を獲得できるかが焦点となる。 =本記1面に
民主党は、前回に比べ17人少ない31人(元職2人、新人8人含む)を擁立。定数3以上の選挙区に原則複数擁立して共倒れが相次いだ前回を教訓に、公認候補を大幅に絞り込んだ。
維新の党は、現職7人に加え、元職1人、新人11人の計19人を擁立。公明党は、現職10人が出馬し、減員区の川崎市川崎区を含め、全員当選を目指す。
前回選で約50年ぶりに議席を失った共産党は、前回より4人多い12人を公認し、議席奪還を目指す。
次世代の党は、新人1人が出馬。
地域政党「みんなの改革」は、現職5人を公認。神奈川ネットは、現職1人を含む4人を擁立した。県政会の現職4人を含む33人が無所属で立候補する。このほか諸派が4人。
横浜市議選
横浜市議選は定数86に対し、128人(前回立候補者数は142人)が立候補の意向を示している。内訳は現職80人、元職6人、新人42人。
最大会派の自民党(現有議席32)は、前回30議席を獲得後も補選で勝利するなど着実に党勢を拡大しており、今回は35人を公認し、さらなる議席増を狙う。
民主党(現有議席15)は前回11区で複数候補を擁立したが、逆風下で議席を大幅に減らした。今回は複数擁立区を減らすなど前回比10人減の22人を立てた。
維新の党は、旧みんなの党で当選した現職8人のほか新人を含め16人が出馬。
公明党は現有議席15より1増の16人を擁立、前回失った議席の奪還を図る。
共産党は現有5議席を確保するとともに元職と新人計12人を立て、党勢拡大を狙う。
次世代の党は新人1人が出る。みんなの改革は現職2、元職1の計3人が、神奈川ネットは新人3人が出馬する。無所属は15人が立つ。
選挙区別では、西区や中区、磯子区、戸塚区などが激しい戦いとなりそうだ。
川崎市議選
川崎市議選は定数60(欠員2)に対し、前回(81人)を上回る87人が立候補する見通し。現職51人が再選を、元職3人が返り咲きを、新人33人が初めての議席を目指す。
最大会派の自民党(現有議席15)は前回と同じ19人を擁立し、議席増を目指す。民主党(同11)は前回より6人減の13人を、維新の党は旧みんなの党で当選した現職3人を含む計8人を立てる。
公明党は前回と同じ13人を立て現有議席維持を、共産党は前回を1人上回る11人が出馬予定で、現有9人からの議席増を目指す。
日本を元気にする会は新人1人を立て初議席を、現有ゼロの神奈川ネットは前回と同数の4人を擁立し議席回復を目指す。
福田紀彦市長の「与党色」の強い政治団体「新しい川崎の会」は、現新計4人を擁立する。
中原区は定数10に対し、前回13人を大きく上回る16人が立候補予定。高津区(定数9人)も15人と激戦模様となる。
相模原市議選
相模原市議選は定数を3減(各区1減)し、今回から46議席を争う。前回に比べ7人少ない69人が立候補する予定で、内訳は現職42人、元職3人、新人24人。
自民党は前回、1人を公認したが、無所属で当選した保守系現職に新人を加え今回は16人を公認。党単独で最大会派となる市議団の設立を目指す。
民主党は前回、現職と新人を合わせて15人を擁立し9人が当選。今回は、現職8人を含む9人の公認にとどめた。
維新の党は、前回みんなの党で初当選した現職1人を公認。新人も3人立て、議席増を目指す。
公明党は、現勢力8人のうち2人が引退。代わる新人2人を立て、公認8人の全員当選に全力を尽くす。
共産党は、前回5人が出馬し4人当選。現有3議席だが、1人が県議選に転身するため新人3人を立て、5議席を狙う。
社民党は、現職1人の議席死守を目指す。次世代の党は、新人2人を立てる。