任期満了に伴う平塚市長選(4月19日告示、同26日投開票)で、新人で元市職員石黒昭雄氏(65)=同市徳延=が23日、会見を開き、無所属での出馬を表明した。同市長選での立候補表明は、現職の落合克宏氏(57)に続いて2人目。
石黒氏は現市政に対し、「市政運営に透明性がない」と批判。「情報を開示しながら、いろいろな問題に市役所で横断的なプロジェクトをつくり取り組みたい」と訴えた。また大神地区で進むツインシティ計画については「もっと地権者の声を聞き、広く情報を開示すべき」と主張した。
公約として、中学校で完全給食実施や、津波対策としてJR東海道線以南の沿岸部の住民へのライフジャケット配布などを掲げた。具体的な実施方法や財源については今後、詳細を詰めるとしている。
石黒氏は1972年に市役所入りし、農産課や行政総務課課長代理などを経て、2010年に定年退職。その後2年間、再任用職員を務めた。明治大卒。
【神奈川新聞】