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相模原市長選
加山氏と中野渡氏が公開討論 リニアめぐり舌戦

選挙 | 神奈川新聞 | 2015年3月14日(土) 03:00

加山氏(左)と中野渡氏が論戦を展開した公開討論会=相模原市中央区のあじさい会館
加山氏(左)と中野渡氏が論戦を展開した公開討論会=相模原市中央区のあじさい会館

◇広域交流拠点でも“激突”
 任期満了に伴う相模原市長選(29日告示、4月12日投開票)の立候補予定者による公開討論会が12日夜、同市中央区のあじさい会館で開かれた。無所属現職の加山俊夫氏(70)と共産公認の新人、中野渡旬氏(66)が出席。橋本・相模原両駅周辺を一体的に捉えて「広域交流拠点都市」の形成を目指すまちづくりの進め方などに、両氏がそれぞれ持論を展開した。

 橋本駅周辺にはリニア中央新幹線の中間駅が設置される予定で、JR相模原駅北側では在日米陸軍相模総合補給廠の一部が返還された。これらを受けて市は現在、両駅周辺を一体的に整備する計画づくりに着手。このエリアを首都圏南西部をリードする広域交流拠点にする考えだ。

 討論の中で中野渡氏は、「少子高齢化が進む時期に、広域交流拠点の開発への巨額の市財政の投入は将来に禍根を残す。不要不急な大規模開発を見直し、市民生活関連分野の充実を図るべきだ」と訴えた。

 これに対し、加山氏は「長年取り組んできた事業を生かさないで社会福祉政策が充実できるか。持続可能な都市運営のために、周辺自治体との広域連携の中でまちづくりを進めなければいけない」と力説した。

 リニア建設でも論戦を展開。中野渡氏が「自然破壊や地域住民の生活破壊を伴う建設工事に反対する。住民を守るためにも市政がきちんと役割を果たすべきだ。大型開発で暴走するよりも、住民目線の市政実現を」と主張した。

 生活への影響懸念などの指摘に、加山氏は「一番大事なのは地域、市民を守ること。しっかりと事業者に対処してもらう」。中間駅や車両基地の設置には「地域分断や自然破壊がないよう整備させ、地域の活性化につなげたい」とした。

 公開討論会は、相模原と津久井の両青年会議所が主催。市民ら約300人が両氏の訴えを聴いた。

【神奈川新聞】

 
 

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