◇横浜市
定数2に自民2人
【南区】
定数2に自民が現職、新人の2人を擁立した。民主現職と維新新人の女性2氏も立候補を予定しており、激戦の様相となっている。
自民・三橋は、故新堀典彦県議の元秘書。福祉や子育て、防災施策の充実を訴えて2期目を目指す。
自民・新堀は、典彦氏の兄・新堀豊彦元県議の長男。観光や医療による経済活性化や議会改革を訴える。
民主・岸部は、元教諭で神教協の組織内候補。子どもの貧困対策や格差是正を訴え2期目を目指す。
維新・長谷川は、結婚相談会社の代表。女性がキャリアを失わず結婚・出産しやすい環境整備を訴える。
定数3に現新4人
【港南区】
定数3に自民、民主、公明の現職3人と無所属新人1人の前回と同じ顔ぶれが名乗りを上げている。
自民・桐生は、2期連続トップ当選。県議団政調会長を務め、医療・福祉充実や成長戦略推進を訴える。
民主・浦道は、毎朝の駅頭を中心に活動。非正規雇用問題や中学校給食実施などを訴える。
公明・高橋は、数百人規模の国・県・市政報告会を連続開催。福祉分野の政策実績をアピールする。
無所属・田中は、前回に続く挑戦。「政治とカネ」の問題など政治改革を中心に訴える。
4人が激戦の様相
【保土ケ谷区】
定数2に自民、無所属の現職2人と民主元職、維新新人の計4人が出馬表明。共産も擁立を検討する激戦の様相。
自民・高橋は、前回トップで初当選。商店街振興など経済活性化策を掲げて再選を目指す。
民主元職・高谷は、元県議団長。前回約400票差で落選し、地元活動を積み重ねて雪辱を期す。
維新・望月は、女性の視点をアピール。子育て支援事業の経験を県政に反映させようと意気込む。
無所属・芳賀は、解党したみんなの党で前回初当選。ミニ集会を重ねて支持拡大を図っている。
民主が異例の対応
【旭区】
定数3に5人が出馬表明。民主が現職を公認せず、新人を公認する異例の対応。民主現職は無所属で出馬予定で、混戦に拍車が掛かっている。
自民・磯本は、前回トップ当選。がん対策や特区を生かした成長戦略を掲げ、4期目を目指す。
民主・伊東は、3月に公認された。田中慶秋元法相の秘書を務め、地元市議と連動して支持拡大を図る。
維新・熊田は、維新政治塾の1期生。若者の雇用や起業支援、議会改革を掲げ、街頭活動を強化する。
公明・小野寺は、県本部政策局長。障害者雇用や介護福祉ロボットの活用などを訴える。
無所属・合原は、前回民主公認で初当選。同党公認を得ず、管理栄養士として医療現場の声を届ける。
2現職に新人挑む
【磯子区】
定数2に3人が名乗りを上げている。自民、民主の現職2人に無所属新人が挑む構図。
自民・新井は、父の地盤を継ぎ前回トップ当選。介護家族への支援など介護・医療政策を掲げる。
民主・茅野は、県議会で文教委員会に所属。教育問題への取り組みを掲げて、5期目を目指す。
無所属・市川は、前回は次点。小学校PTA会長を務め、教育も含めた地域活性化を訴える。
(敬称略)
◆立候補予定者
◇南区(2-4)
三橋 政雄 45 自現(1)
新堀 史明 51 自新
岸部 都 56 民現(1)
長谷川悦子 38 維新
◇港南区(3-4)
桐生 秀昭 64 自現(3)
浦道 健一 46 民現(1)
高橋 稔 59 公現(2)
田中 米一 75 無新
◇保土ケ谷区(2-4)
高橋栄一郎 45 自現(1)
高谷 清 67 民元(3)
望月 聖子 45 維新
芳賀 洋治 35 無現(1)
◇旭区(3-5)
磯本桂太郎 52 自現(3)
伊東 康宏 50 民新
熊田 直哉 40 維新
小野寺慎一郎 59 公現(3)
合原 康行 60 無現(1)
◇磯子区(2-3)
新井 絹世 47 自現(1)
茅野 誠 61 民現(4)
市川 智志 48 無新
【注】(1)選挙区に続くカッコ内の数字は定数-立候補予定者数(2)年齢は投票日基準の満年齢(3)自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、次=次世代の党、気=日本を元気にする会、み=神奈川みんなの改革、ネ=神奈川ネットワーク運動、諸=その他の政治団体、無=無所属(4)現=現職、元=元職、新=新人(5)丸数字は当選回数(6)一覧の並びは国会(衆院)の勢力順。
【神奈川新聞】