来年4月の任期満了に伴う相模原市長選で、市議の宮崎雄一郎氏(51)が1日、無所属で立候補する考えを表明した。同日、所属していた自民党市議団を離団し、会見で「地元経済、産業の活性化に力を入れていきたい」と語った。
宮崎氏は、現市政について「内向きで停滞している。新しいリーダーが出てきてもいい」と指摘。国際線のジェット機の機長を務めた自身の経験から、「チームで物事を考える民間の視点を持っている。(市政に関する決定を)もっとスピードアップし、課題を解決していきたい」と訴えた。政党の推薦などについては、自民を含め広く求めていくという。
選挙を通じ、「市民の安全、福祉、教育、身近なまちづくりを大切にし、夢のある政策を提示していきたい」と述べ、具体的な政策については秋ごろまでにまとめ、発表するという。
宮崎氏は同市出身で、明治大学卒。1990年に日本航空に入社。2015年の市議選に中央区選挙区から立候補し、トップで初当選していた。
同市長選への出馬表明は初めてで、現在3期目の加山俊夫市長は進退を明らかにしていない。