任期満了に伴う葉山町長選は17日告示され、無所属で現職の山梨崇仁氏(42)以外に立候補の届け出がなく、山梨氏の無投票での3選が決まった。町選挙管理委員会によると、同町長選での無投票は38年ぶり。
山梨氏は2期8年の実績として、財政健全化やごみの減量、福祉施策の充実などを列挙。3期目の公約には「町民が休日を楽しめ、外から見ていつか住みたいと思ってもらえる町」をスローガンに掲げ、具体的には停電対応を含めた防災対策の強化や、老朽化が進む公共施設の再整備などに取り組むとしている。
山梨氏は無投票について「残念な気持ちもあるが、引き続き町政を担う重責を改めて感じる」とし、「町民と話し合って政策を作り、課題を解決し、発見していく姿勢は1期目から変わらない。町民の方々の思いを紡いでいく」と意気込みを語った。
山梨崇仁(やまなしたかひと)氏の横顔
人事コンサルタントや町議を経て2012年の町長選で初当選。寄付や献金、政党などの支援を受けない姿勢を貫く。学生時代に日本一となったウインドサーフィンを地元の子どもたちに教えることも。趣味はゴルフと釣り。妻と長男、次男と暮らす。