特別国会が召集された1日、衆院選で当選した県内の新人議員らが初登院した。晴れやかな表情で議員バッジを胸にし、「国民の期待に応えられるよう全力で頑張りたい」と決意を新たにした。
「原点からのスタート」の思いを込めた白いスーツで国会議事堂の正門をくぐった立憲民主党の早稲田夕季氏(4区)は「議席と責任の重みを感じている」と強調。地方議員の経験を生かして地域の声を国政に届ける役割にも意気込みを語った上で、「上からの押しつけではなく、国民の声を反映できる政党に一緒に育てていきたい」と生活者目線で取り組む姿勢を示した。
同党の中谷一馬氏(比例南関東)は「新米だし、一番年下に近い年齢(34歳)なので」と午前5時に正門前に到着。8時の開門と同時に早足で議事堂に向かい、「自分のように母子家庭で育ち、中学卒業と同時に働いた経験を持つ議員は少ないはず。おごらず、高ぶらず、謙虚に国民のために、声を反映させたい」と抱負を語った。
6区から出馬し、惜敗率28・3%ながら復活当選した日本維新の会の串田誠一氏(同)は「ギリギリ(当選ラインに)上げてもらった。気を引き締め、行革を掲げる党への期待に応えたい」と話した。
2期目の当選を果たした自民党の三谷英弘氏(同)は「これから本当の第一歩が始まる。与党として政策立案にまい進したい」と、神奈川での再スタートに意欲を示した。