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【16区】自民、希望、共産が相まみえ

選挙 | 神奈川新聞 | 2017年10月10日(火) 22:39

「権力は助けを必要としている人に使う」
 義家 弘介氏(46)=自民党


 真っ青な青空の下で、皆さまとともにこうして出陣を行えることを心から誇らしく思っております。本日は10月10日、昭和39年、東京オリンピックが開催され、戦後の焼け野原からしっかりと復興した日本を世界に発信した記念日でございます。あの東京オリンピックはわれわれが暮らす、ここ厚木にも大きな変化をもたらしました。東名高速道路の開通でございます。経済規模はどんどん拡大し、新たな産業が興り、雇用が増え、人口が増えていきました。「県央の雄」と呼ばれる存在として神奈川をリードして来ました。

 いよいよ次の東京オリンピック、パラリンピックが3年後に控えました。「コンクリートから人へ」で停滞していた新東名高速道路を着々と進めさせていただき、オリンピックに合わせて開通をさせていただきます。新たな成長の土台や、次なる成長への土台が今、整いつつあります。だからこそ、「与党の代議士として、国、県、市が連携する環境を守ることが、今回の選挙の私の最も大きな責任である」と自覚をしながら、戦うことをお約束いたします。


義家 弘介氏
義家 弘介氏

 もう7年前の出来事になります。昨日、選挙区に入っていただいた河野太郎外務大臣、甘利明大臣、亀井善太郎さんにお話をいただきました。「この神奈川16区は、何としてでも与党代議士がいなければ、われわれの代表がいなくてはならない選挙区です」。当時、まだ開通していませんでしたが、圏央道も早期に開通させなければならない。新東名、国道246号、さらにはリニアモーターカーのプロジェクトも進んでいる。この大都市にあって都市農業もしっかり守っていかねばならない。インター周辺の企業誘致を進めることのできるのは自民党しかない。「ぜひくら替えし、この地で立ってほしい」と大変もったいないお言葉をいただきました。

 甘利大臣は厚木で生まれ、厚木で育ち、小林市長の同級生でございます。河野洋平先生、河野太郎先生、亀井善之先生、亀井善太郎先生、長きにわたって神奈川を、県央を、皆さまとともに作り上げてきた方々でございます。その方々が私にと言われたとき、本当に大きな責任を担うという覚悟で、この地にやって参りました。

 相手陣営は、ネガティブキャンペーンで私のことを「落下傘」「落下傘」と言い続けました。しかし、私は空を飛ぶことはできません。私はこの地を踏みしめながら、一歩一歩、歩いてきた人間であります。河野、甘利、亀井、3代議士が、この地に種として、私をまいてくれました。その種を後援会の皆様、企業の皆さま、組織、団体の皆様が丁寧に、丁寧に水を与えてくださり、芽を出し、幹を出し、枝を広げ、今私はここで皆さまに支えられながら、この地元で生きさせていただいております。

全てを包み込む政治を


 今回の選挙戦は「突然の解散」と形容されます。少なくとも衆議院の任期のあと1年と2カ月、北朝鮮情勢は確実に今以上に深刻になります。緊急事態条項はございません。期間が来たら、衆議院は失職するのです。一刻も早く日本を守るための、信を問わなければならないという判断の下で現在、選挙戦が行われておりますが、私自身は「突然の解散」とは全く思っておりません。

 平成26年12月14日、先程来、お話がある通り、私は自らの力のなさで1489票で小選挙区を落としてしまいました。本当に皆さまには申し訳ない思いをさせてしまいました。あの日以来、どんなに多忙さがあろうとも、徹底的に地に足をつけ、皆さまの懐に飛び込み、2年10カ月、1030日を刻んで参りました。あの日以来の集大成、総決算こそ、私にとって今回の選挙であり、一生懸命伸ばした、この枝で優しい光をつくり、多くの人々を包めるか否かを問われている選挙であると思っています。

 この選挙戦の経緯でたいへん悲しい言葉がありました。希望の党代表の小池代表の言葉です。「排除いたします」という言葉がありました。「民進党から全て受け入れるつもりはさらさらありません」。それはそれで結構です。しかし、野党第一党の党首代表が政権選択選挙において、「排除」という言葉を使ったことに、私は驚きを禁じ得ませんでした。例えば、この厚木でも「義家は嫌いだ」という人はいっぱいいらっしゃると思います。「義家の政策や、自公連立政権の方策じゃない方法がいい」と、支持していただけない方も、いっぱいいらっしゃいます。当然です。しかし、私たち政治家は自分を嫌っている人であろうとも、自分と政策を異にする人であろうとも、この手で守らなければならないのです。それが、政権選択選挙に臨む政治家の覚悟でなければならないのです。

 自衛隊の皆さま、時に憲法学者や共産党などから「憲法違反だ」と言われます。その言葉にどれだけ傷ついておられるでしょう。しかし、東日本大震災の時の復興、復旧で、たとえ「あなたたちは憲法違反だ」と言われても、「暴力装置」などという心ない言葉にさらされても、自衛官の皆さんは額に汗し、全てを賭けて人々を守る。テレビをつければ「何ミリシーベルトが危険だ、危険だ」と言っている最中にあって、福島で災害救助にあたり続けたのです。自衛隊もわれわれ政治家も排除ではなく、あらゆるものを包摂し、この国の笑顔を、幸せを守ることこそが最も大きな責任でございます。

 今、私たち、この県央にはさまざまな成長の基盤があります。それを未来へとつけなげていくことも、今回の政権選択選挙の争点であります。止めてしまうのか、完成させるのか。それも問われる選挙でございます。私自身、全てを賭けて22日まで走り続けますが、まだまだ力不足の身でございます。地域を代表される皆さま方のお支えなくして、22日、小選挙区で勝ち上がることはかないません。徹底的な地上戦を今回、皆さまとともに行いたいと思っております。決して浮き足立つことなく、地に、地元に足をつけて、未来への汗を流していく選挙戦を、皆様といっしょに展開していきたいと、出陣の際、決意しております。

 文部科学副大臣を務めさせていただき、2期およそ2年務めさせていただいた中で、一つ史上初の試みをいたしました。甲子園の始球式は私が担当でございましたので、こんな提案をしたのです。全国生放送される中で、私のようなおじさんがマウンドに立って投げるんじゃなくて、甲子園に出たくても出たくてもかなわなかった。体にハンディキャップを持っている、それでも野球をすることが諦められない、そんな球児に私はこの1球を託したい。そう提案させていただきました。

 主催の毎日新聞社も、高野連も、その申し出に了としてくれ、5万人の観衆が見守る中、障害を持ちながらも野球を続けてきた少年に、マウンドで1球を託しました。5万人の聴衆は一瞬、静まりかえりました。そして全ての目が彼に注がれ、彼はそれまでの野球人生の中で最高の、渾身の1球をキャッチャーに投げ込んだ時、「ウオゥー」という地鳴りのような感嘆と拍手が彼を包みました。

 付託していただいた権限や権力は、本当に助けを必要としている、支えを必要としている皆さまのために使ってまいります。どうか皆様のお力で義家弘介に、自公安定政権を、しっかりとしっかりと地元を、国を守る責任をお与えくださいますよう心からお願いし、私の出陣式、ご挨拶と決意とさせていただきます。徹底的な地上戦で戦い抜いて参りましょう。よろしくお願いいたします。

「政権交代の初心変わらず」
 後藤 祐一氏(48)=希望の党



 あっという間に公示が参りました。ジェットコースターのような2、3週間でございました。9月15日の民進党離党、解散風が吹き始め、希望の党ができ、解散。バタバタの中で準備に後援会の方々、民進党が大変になる中で地方議員の方々から応援をいただき、無所属の地方議員の方にも応援いただき、感謝申し上げます。

 さてこの選挙は何の選挙なのでしょうか。明確です。安倍総理イエスかノーかの選挙です。森友・加計問題、資料は捨てちゃった、答弁はしない、これで許されるなら民主主義は成り立ちません。国民の皆さん、森友・加計問題、PKO問題、いくら何でもおかしかったなという気持ちをぶつけてほしい。


後藤祐一氏
後藤祐一氏

 解散・総選挙で日本の政治が大きく変わりました。希望の党は既に野党第一党であります。1カ月前、誰が予想したでしょうか。いまや日本の政治は右の自民党、左の三つの政党、ど真ん中の希望の党、三つに分かれました。小池代表も言っていたが、右と左のど真ん中のフェアウエイが空いている。そこが希望の党が立っている位置です。自民党にはできない、しがらみなき改革をできるのがわれわれです。

 きょう、北朝鮮のミサイルが飛ぶかもしれないという話がありました。北のミサイルには現実的に対応していく。ですが、世界中に行ってアメリカと一緒に戦争をするとしている自民党とは違うところであります。右過ぎず、左過ぎず、ど真ん中、しがらみなき保守政党が希望の党であります。

 さて、選挙の争点、一番大きいのは安倍総理イエスかノーかですが、政策論を三つ申し上げましょう。まず第一に消費税増税は是か非かであります。このままいくと2019年10月に消費税が10%に上がります。自民党は容認している。われわれ希望の党はこの引き上げを凍結すべきと考えます。ここ厚木、愛川、清川、相模原、決して景気がいい訳ではありません。中小企業、さまざまな産業が地元で困っています。この中で消費を冷え込ませる増税は景気の腰を折りかねません。国民の皆様に増税をお願いするのであれば、まずわれわれ国会議員が定数や報酬を削減する。これを先にやらなければなりません。歳出削減も徹底しなければなりません。この順番がまだできていない。この中では消費増税は凍結すべきであります。

 ではお金はどうするのか。代わりの財源を提案します。大企業がため込んでいる多額の内部留保に課税する。何でこんなたまってきたか。皆さんの給料が安すぎたんですよ。本来正社員もたくさんいなければならなかった。それを大企業は自分の懐にため込んできた。中小企業は別ですが、大企業の内部留保に課税する。課税されるくらいなら給料を上げよう、もっと人を雇おうなど、経済に出すということは経済にプラスです。内部留保の課税が景気を良くする。これを代わりの財源にしたいと思います。

原発ゼロを憲法に明記


 二つ目の争点は原発です。2030年までの原発ゼロを主張致します。21世紀前半の国会議員にとって、原発を未来永劫どこかで止めるのは、将来の世代のための責任であります。人類は4度、放射能の大きな汚染に見舞われた。広島、長崎、チェルノブイリ、福島です。このうち3回は日本国内です。何ととしても原発は止めなければなりません。できれば他の政党にも合意した上で、ゼロにしたい。自民党にもぜひ合意していただきたい。

 希望の党の公約集に原発ゼロを憲法に明記するという一文が入りました。私が地元で訴えてきた内容です。仮に希望の党が政権を取って原発ゼロの法律を通します。その後、自民党が政権を取り直して反対したら、いつまで経っても繰り返しじゃないですか。国会でぶつかってただ反対というのではなく、自民党にいつ廃止できますかと呼び掛けていく。合意をして将来の原発ゼロに向けて憲法に盛り込もうじゃないですか。太平洋戦争で多くの方がなくなって憲法9条、平和憲法ができました。福島の事故を経験したわれわれが世界に先駆けて憲法に盛り込むべきではないでしょうか。

 三つ目は北朝鮮のミサイルであります。10日、ミサイルを撃つかもしれないという情報があります。これは現実的に対応して参ります。しかしながら、世界中遠くに出掛けていき、アメリカと一緒に戦争する。これはやってはいけない。ここが自民党と違うんです。右過ぎない、左過ぎない、ど真ん中が希望の立ち位置。多くの国民がミサイルはしっかり守ってほしいと思っているんです。ですが世界中に行って戦争に参加する。そこまでやってほしくないと思っているのではありませんか。こうした6、7割の国民が持つバランス感をしっかりと受け止めて、自民党にできなかったタブーに挑戦してしがらみのない改革を進めていきます。

 希望の党ですから最後に希望を語りたいと思います。若い皆様が正社員で働ける社会をつくりたい。パートで働いて月給10万円そこそこ。これでは結婚できない。これでは少子化問題が解消するわけがないでしょう。政治の責任で正社員を増やしましょう。公約の中では、新たな正社員を雇用した中小企業に負担する社会保険料の免除を入れました。地元の社長の方から話を聞いてつくった政策です。希望の好循環をつくりましょう。子育て中は大変ですから、幼稚園・保育園は無料化します。病児保育も充実します。

 高齢者の皆さん、自宅にいないで大学に通いましょう。100歳まで通える大学をつくることも公約に入っています。社会のために一緒にやろうではありませんか。医療・介護・障害福祉の毎月の自己負担合計額に所得に応じた上限を設け、それ以上は国が負担する「総合合算制度」も設けます。

 希望の党、最初の戦いになります。私は4回目の挑戦になります。11年前、この地で裸一貫始めました。初心は政権交代、自民党を倒す。変わっていません。今回の選挙は政権を奪う選挙です。小選挙区で勝てないようでは政権交代はおぼつかない。あと12日間、自転車で走り続けます。国民の声が届かない安倍政権を倒し、国民が二つの選択肢を持つ。安定的な二大政党制をつくるためにも16区に懸かっています。最後まで走り続けます。

「安倍暴走政治に審判を」
 池田 博英氏(54)=共産党



 いよいよ総選挙が始まりました。今度の選挙、日本共産党を大きく伸ばしてください。そして、市民と野党の共闘で政治を変えていきます。

 今度の選挙、臨時国会が招集されたかと思えば、いきなり審議もしないで解散するという暴挙が行われました。これは憲法破壊、国政の私物化ではないでしょうか。私たち日本共産党、今度の選挙で安倍政権を退陣に追い込もうではありませんか。


池田博英氏
池田博英氏

 最大の争点は何でしょうか。いまの安倍暴走政治をこのまま続けていいのかどうかが問われる選挙です。この安倍政権の5年間、暮らしの問題、平和の問題はどうだったでしょうか。国民の目、耳、口をふさぐ秘密保護法、そして戦争法、安保法制、ことし6月の国民の内心を罰する共謀罪など、どの法律をとっても憲法違反です。安倍首相が民意を踏みにじり、国民の声を無視しての暴走政治、今度の総選挙できっぱりと審判を下していこうではありませんか。そして日本共産党、私、池田博英を皆さんの手で国政へ送り出してください。全力を尽くす決意です。

 さて皆さん、今回民進党から希望の党へ移られ、安保法制を容認し、憲法を改正するという。私たち市民連合と共産党に対する裏切り行為だと言わざるを得ません。私は市民と約束した政策をぶれずに一貫して追求する政治こそ求められていると思います。私たち日本共産党は大義の旗を掲げて市民と野党が力を合わせて政治を変えていく決意です。

 今度の選挙は暮らしの問題、平和の問題が大きな争点です。平和の問題でいえば、いまの自民党、安倍政権は憲法9条に自衛隊を書き込むと言っています。いままで歯止めであった憲法をないがしろにし、歯止めなくゆがめられる政治に切り替えられていくのではないでしょうか。私は憲法はないがしろにする政治を今度の選挙できっぱりと中止させていきたいと考えています。

 私が憲法に初めて出合ったのは中学生のときで、憲法前文を暗唱しました。日本の政府の行為によって再び戦争の惨禍をもたらさないと高らかに宣言されていることに、感動したことを覚えています。

 いま政府は戦争のできる国に進もうとしています。いま、平和憲法、9条を生かす政治こそ国民が求めているのではないでしょうか。憲法をないがしろにする安倍政権にきっぱりと審判を下していきましょう。

 そして皆さん、先日、大変うれしいことがありました。核兵器禁止条約国際キャンペーン、ICANがノーベル平和賞を受けたことです。いま、道理のある主張が世界を動かし始めているのではないでしょうか。7月に国連で核兵器禁止条約が122カ国によって採択されました。いまの政治、きちんと訴えていけば世界が変わり始めています。被爆者の声、市民運動の声が政治を前に動かしているんです。

原爆で爆死した祖父


 実は私は広島の出身で、祖父が広島市に出張に行ったときに原爆で爆死しました。遺骨も見つからない異常な死に方でした。私の母と祖母が涙と苦労をし続けていたのを身近で見て、非常に心に残っています。どんな世界であっても核兵器を使用させるわけにはいかない。これが私の願いなんです。

 いま安倍首相は核兵器禁止条約に背を向けています。唯一の被爆国である日本が核兵器禁止条約に背を向けていくのではなく、核兵器を禁止する先頭に立つ非核の政府を一緒に作っていこうではありませんか。私はその先頭に立って、非核の政府をつくるために全力を尽くす決意です。

 いま、北朝鮮の核とミサイル問題で皆さん非常に心配していると思います。私は経済制裁を強化するともに対話と外交によって解決するのが唯一の道だと思います。いま安倍政権は対話は無駄だ、圧力一辺倒、ではその先には何があるんでしょうか。北朝鮮とアメリカが直接会って話し合いをするのが唯一の解決の道だと思います。平和的な解決が大事になってきているのではないでしょうか。

 さて皆さん、もう一つ暮らしの問題、2019年の10月に消費税10%が自民党の公約として掲げられています。安倍首相は解散する冒頭にこの一部を子育てと教育に使うといっていましたが、結局は皆さんの願いを人質に取って増税を押し付ける魂胆ではないでしょうか。いまから3年前の2014年の4月に消費税が5%から8%に引き上げられたとき、家計の重い負担となり経済が大変な事態になりました。いまもなお消費不況が続いているのではないでしょうか。

 いまのこういう状況の中でさらに消費税を負担すれば、家計も経済も商売をやっている人も、どん底に陥るのは火を見るより明らかです。今度の選挙、消費税増税10%絶対に中止する。その願いを日本共産党、そして私、池田博英に託してください。

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