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【1区】自民、希望、立民の三つどもえ

選挙 | 神奈川新聞 | 2017年10月10日(火) 19:08

「安心、安全な社会を」
 松本純氏(67)=自民党


 皆さん、おはようございます。いつも支え、助けてくださる皆さんの顔がここにそろいました。とても心強く思っています。私が初めて選挙に出たのが平成8年。それから3年間の浪人生活を加えると、何と21年という月日がたちました。

 21年たってようやく大臣という立場をいただきました。この間、この1区に生まれ育ち、そして政治の中では皆さんにお育てをいただいてここまでやってくることができました。頑張り続けることができるのも、皆さんの大きな激励のおかげさまでありまして、本当にありがとうございます。心から感謝を申し上げたいと思います。


松本純氏
松本純氏

 大臣を経験しましたが、国家公安委員長、防災、国土強靱化、消費者庁、領土問題、海洋政策という6つの所管でありました。その中で特に感じたことですが、私たちの暮らしや生業(なりわい)の中で最も大きな影響を与えられるのが、災害であります。この防災大臣をやっていて昨年の8月、台風10号をはじめとしてさまざまな災害がありました。飛んで行って、地域の状況を見て、できることは全てやるという姿勢で取り組んできたところでありますが、多くの方が亡くなり、また被災され、心からご冥福をお祈りするとともに、お見舞いを申し上げたいと思っているところでございます。

 私たちが安全安心に暮らすことができること、仕事に就けること、ということが私たちの大きな望みだと思います。その社会を作り上げていくために、今やらなければいけないのは景気経済がよくなること、その力を持って社会保障が安定する。この医療年金介護が安定持続することで、私たちの安全安心というものが担保されるという、最も基本的なところを、私はさらに取り組みを強化していきたいと考えているところでございまして、そのほかに危機的な状況が生じているのが北朝鮮問題であります。

緊急対応で培った経験


 ミサイルが飛ぶたびに国家公安委員長室に飛び込みます。そして官邸でNSCの会議が行われ、4大臣会合がどういう議論をしているのか、もし国内に破片が落ちる、あるいはミサイルが着弾するなどの事態が起きれば、ただちに警察も動かなければいけません。その準備のために、常に危機管理対応待機という状況でこの地元に帰ることもできずに、必死で取り組みをさせていただき、枕を高くして眠ることもできないようなそんな環境でありました。

 地震も同様であります。いつ起きるか分かりません。豪雨災害も同様であります。そういった心配を取り除くための手だてもこれからやっていかなければなりません。災害に一体どれほどの国費を投入して皆さんを支える、助けるということができたんだろうかという数字を聞きました。国防費が5兆円を超える数字であります。何と防災復興にかかるこの負担というのは、私が担当していた1年間だけで4兆円もかかっております。それほど大きなコストがかかる、その中で皆さんの安全安心を守っていくということでありまして、やらなければならない仕事は山積をしております。

 大臣を経験すると、閣僚経験者ということで党の中で非常に高いポストをいただけることになります。 偉くなるということはどういうことかと言うと、次の世代を担う若い政治家をしっかり育てていくという大変重要な役割もそこにあります。

 今回の選挙、混沌としております。訳の分からない選挙、どう判断したらいいか分からない。そんな声をたくさん聞きます。その中で、政治が混乱せず、秩序をしっかり維持できるかどうかということが大事ということは皆さんもすでにご経験したことで、ご承知の通りであります。

政治の安定が安心築く


 私はただいま申し上げました、経済を上げて社会保障を安定させ、危機管理対応をできるようなこの国家運営をしていく。一つだけの問題でイエスかノーかの問いではないのです。この国全体の安全安心をどう築くかということでありまして、それには何よりも政治が安定することであります。この政治を安定させるためにさらに私が微力を尽くしていきたいと考えております。

 どうぞ皆さまの大きな力を貸してください。そして皆さんの信用をお貸しいただいて、外へ松本を頼むという声を大きく広げていただき、確認をしていただくということが今回の勝利に結びついてくるものと確信をしております。どうぞ皆さん、一緒に安全安心の日本を築くために政治の安定を求めて、共に戦っていこうではありませんか。皆さんの大きなお力、期待をいたします。私自身も全力で取り組んでいくことをお誓いを申し上げ、ご挨拶にします。ありがとうございました。

市長、衆議院の経験生かし
 長島一由氏(50)=希望の党


 
 JR桜木町駅周辺ご通行中の皆様おはようございます。私は衆議院神奈川1区、選挙区は横浜市中区、磯子区、金沢区が選挙区になります。衆議院神奈川1区、希望の党公認の長島一由、元衆議院議員、そして元逗子市長の長島一由です。本日より、衆議院選挙、選挙戦スタートということで、先ほど、金沢区役所で立候補届を済ませて参りました。

 思えば7月30日、横浜市長選挙。完全無所属ながら、およそ27万人の市民の皆様にご支持をいただきましてありがとうございました。ちょうど7月30日の夜、私、長島一由は選挙事務所を構えませんでしたので、敗戦の弁をこの桜木町駅、まさにこの場所でテレビカメラ、記者さんの前でお話しました。


長島一由氏
長島一由氏

 本当に悔しい思いをしました。しかし、横浜市民の皆さんの、およそ27万人市民の思い、無駄にはしない。この先の希望に変えていく。この志で、今回衆議院選挙に立候補いたしました。皆さん、今回、7月30日の横浜市長選挙と違って、希望の党公認。7月30日の時点では、希望の党という政党がありませんでした。

 最近になって、民進党が空中分解して、一部合流して、小池百合子さんが新たな政党、しがらみのない政党、希望の党を立ち上げました。皆さんの中には、私、長島一由が完全無所属から希望の党に入って、何か変わってしまうんではないか、そもそも、あるいは小池百合子さん何を考えているのか分からない、そう考えていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

首長に右も左もない


 小池百合子さん、確かに自民党の国会議員だったときは、ずいぶん「右」のような発言がありました。しかし今は東京都知事です。私、長島一由も規模は違いますが、隣の逗子市で市長の仕事を8年間していました。市長や、首長の仕事は「右」も「左」も関係ないんです。議会対策、自民党から共産党から、「右」から「左」から対策を打たなきゃいけない。思想もある程度大事かもしれませんけど、それよりも世の中の変化が激しい時代、スピードの激しい時代。一番大事なことはなるべく早く、合理的な決断をすることなんです。

 合理的な決断。だから小池さんも今回は、ウイングを少し広げて、私、長島一由も例えば、カジノ。横浜市長選挙では、この横浜にカジノはいらない。そう訴えさせていただきました。そして希望の党に入ってもこれはきちんと、確認をしておりますけど、希望の党の国会議員、候補者はカジノについてはフリーハンドで決断できることになっております。ですから私、長島一由は、横浜市長選挙と同じように、衆院議員の候補になっても国会議員になっても、この横浜にカジノはいらない。しっかりとこれからも訴えていきたい。

 さらに7ケ月間、多くの横浜市民の皆さんから、横浜にカジノはいらない。そういう声をたくさん聞いてきました。また専門家からも、韓国、シンガポールで、自殺者が相次いでいる。生活保護者が増えている。そういったリスクをしっかり国会でも、今度のIR実施法案審議でも発言をしていきたいと思っております。

カジノ反対は貫く


 この総選挙にならなければ、IR法案、実施法案の審議が行われるはずでした。批判するのは誰でもできるんです。大切なのは代案を考えて実行することです。きちんと当事者の立場で、横浜市長として山下ふ頭の土地を貸すか貸さないかの権限は手にすることができませんでしたけれども、IR実施法案、国会審議の中でしっかりとそのリスク、カジノのリスクを訴えていきたいと考えております。

 今回の衆議院総選挙、解散が急遽決まって、超短期決戦です。私、長島一由は、今日立候補届を出しましたけど、50歳です。29歳のときに、はじめて衆議院総選挙に出てから、今日が8度目の立候補届になります。8回も選挙やっていますけど、こんなに短いのは初めてのことです。もう、対抗馬である自民党の候補、ずいぶん前から今度7選目を目指す現職、選挙に出ることを出馬と言いますけど、競馬にたとえるなら相手はもうコーナーを半分くらい回って、リードしている状態です。私、長島一由は、ゲートで出走を待っております。

 希望の党の立ち上がり、そして希望の党の公認、直前に決まりました。今か今かと、内定はずいぶん先にもらっていましたけど、今か今かと出走できる状態をつくって、今日から走り出しました。しかし、皆さん、相手は競馬で言ったら半周以上リードをしておりますけれども、結果として1月から、1月11日から7月30日まで。横浜市長選挙を通じて、もう競馬場を100周以上回って、訓練した状態でのゲートスタートになります。

 この12日間で、1位の自民党の候補を追いつき、追い越し、しっかりと今回の衆議院選挙、勝ち上がっていきたいと思っています。しかし、そのためには皆さん。横浜市長選挙でご支持をいただいた皆さん。そして新たに皆様のご支持をいただく必要があります。今日から配布をしております新しい長島新聞。衆議院選挙の特集号。そして希望の党の政策パンフレット。一緒に配布をさせていただいております。

消費増税は凍結


 希望の党はまだ立ち上がったばかりです。この政策パンフレットも、今日まさにこの瞬間、桜木町駅で横浜市民の皆さんに初めて配られるパンフレット、リーフレットです。希望の党はどういった政策をとるのか。例えば今回、自民党との大きな違いには消費税があります。消費税を10%に上げるかどうか。今、自民党は基本的にもう延期をしてきたので自動的に上げると言っている。希望の党は凍結と言っている。確かに、この横浜で考えても、いま横浜市は、65歳以上の高齢者の方が86万人いらっしゃいます。これは日本一多い数の高齢者。横浜市は日本一高齢者の多い街です。しかもたった8年後、2025年には、65歳以上の人口がこの横浜で100万人の大台に到達します。しかもそのうち、61%がいわゆる75歳以上の後期高齢者と言われる皆さんです。

 こうした状況を考えると皆さん、社会保障を年金財源についてもしっかり確保していくために、いつかは消費税を上げなきゃいけない。しかし、その前にやるべきことがあります。横浜市長選挙でも訴えさせていただきました。林市長のもとで、国民健康保険料は33%も値上がりしました。対策を打たないから、どんどん値上がりするのです。だから、横浜市長選挙のときは、私、長島一由が横浜市長になったら、特定健診、つまり市役所がやっている特定健診。健康診断を受けた方には、国民健康保険料、もしくは健老パスを割り引きすることで、特定健診の受診率を上げて、介護医療費の伸び率を抑制していく政策を訴えさせていただきました。

 横浜市長としては実現できませんでしたけど、国政に行って、この特定健診を受けた方にはインセンティブ、メリットを与えることで介護医療費の伸び率を抑制すること。そして二つ目として皆さん、年金については未納の問題があります。今に始まったことではありません。私、長島一由も逗子市長として、国会議員として未納の問題については、構造改革特区提案を通じて、取り組んで参りました。今では、年金。10年間納めれば、年金を受け取ることができるようになりましたが、前までは25年間。年金の時効も前までは3年しかなかったんです。一時的に払わない人が、やっぱりそろそろ払って年金を受け取ろうと思っても、過去3年分しか払えなかった。ですから、逗子市長時代に構造改革特区提案で厚生労働省に提案して、7年越しで時効の延長と納付期間の25年の延長を職員と一緒に出して、国会議員のときに実現いたしました。

 厚生労働省の発表では、この改革によっておよそ56万人の無年金者の人が救済されると発表いたしました。しかしまだまだ、未納の問題は解決していません。だから、これも逗子市長時代から提案していますけど、国民年金は未納している人がたくさんいます。しかし税金と国民健康保険料はその納付率は90%以上です。だから、これも国会議員のときから言っていますけど、国民健康保険料と年金の徴収を一元化するんです。国民健康保険料の徴収の一元化。逗子市長をしているときに、ちょうど下水道料金の滞納が横行していました。皆さん、水道料金は払わないとどうなると思います? 水道料金は払わないと水道を止められてしまいます。ですから、踏み倒す人がほとんどいないんです。ところが下水道は止められないから、未納が横行していた。

税金の無駄を全廃する


 だから逗子市長時代には、水道料金と下水道料金を一元徴収して、滞納がほとんどなくなりました。原理原則は同じことなのです。ですから国会に戻って、国民年金、国民健康保険料、税金の一元徴収。これをやることで未納の問題を解決する。

 そして最後に、消費税を上げる前に税金の無駄全廃です。私、長島一由は、民進党には一度も所属したことがありませんが、5年前まで昔の民主党の国会議員をしていました。事業仕分け人として、逗子市長の経験、あるいはフジテレビの報道記者の経験を生かして霞が関にメスを入れて参りました。立憲民主党にいっちゃいましたけど、長妻さんと同じチームで、事業仕分け人としてメスを入れてきました。この事業仕分け、ものすごくいい取り組みだったんですけど、残念ながら東日本大震災が起きて、途中で中断してしまいました。

 官僚にいろいろ宿題を出していましたけど、官僚が東日本大震災でもうそれどころじゃない。事業仕分けがピークのときはマスコミも味方についていましたけど、東日本大震災が起きたことで、報道がそちらにかかり切りになってしまいました。結局、自民党政権に交代して、河野太郎さんが事業仕分けをやりましたけど、抜本的な改革はまだまだ余地があります。

 例えば、北朝鮮の皆さん、ミサイルの問題。ずいぶん前から北朝鮮はミサイルを撃っていますけど、Jアラートで携帯が鳴るようになって、非常に身近に、もしかしたらミサイルが飛んできて、自分の命や家族がなんとかなってしまうんじゃないか。そう心配される方も多いと思います。希望の党では皆さん、現実的な外交、安全保障政策をやります。方針、方向は日米関係重視。自民党と大きく変わるところはありません。

 しかし、今の、そして今までの自民党の問題は、私、長島一由も北朝鮮のミサイルが飛んできても大丈夫なように、ミサイル防衛システムはちゃんと確立すべきだと思います。しかし、今の自民党では、ミサイル防衛システムを導入するのに、軍事産業からたくさん献金をもらって1社応札。相手の言い値で軍需の備品を、装備を購入してしまう。そこに税金の無駄遣いの余地がある。事業仕分け人のときもたくさんメスを入れましたが、例えば、厚木基地の防衛フェンス工事。請け負っているのは防衛省の天下り団体。そういうところにはしっかりメスを入れて、税金の無駄遣いをなくして、同じミサイル防衛システムを作るにしても、小池さんは言っています、ワイズ・スペンディング。賢い投資、賢いお金をしっかりと活用しながら教育福祉、先ほども言いました社会福祉。介護医療費の伸び率を抑制していくために、予防にしっかり投資する。

 あるいは教育に投資する。こういったスクラップ・アンド・ビルドを自民党だけでなく、希望の党、新しいメンバーが国会に入ることによって、活性化していくことが大事なんです。

 今回残念ながら、現状では政権交代をすぐにすることは難しいかもしれませんけれども、皆さん政治には緊張感が必要なんです。もう選挙に落ちないと思った瞬間に、政治家はあぐらをかくのです。ですから、何期も当選を重ねたベテランにも、いやもしかしたら、今回長島が出てきて、選挙で負けちゃうんじゃないか、あるいは希望の党が出てきたことで、今の安倍政権が過半数割れするんじゃないか、そういう緊張感を持つことによって、国民の皆さんの声にしっかりと耳を傾けることになるのです。

 2009年のときは衆議院選挙で、当時の民主党政権で一翼を担わせていただきました。そのときの選挙も浅尾慶一郎さんという、非常に選挙の強い人です。週刊誌の当落予想ではいつも浅尾さんが優勢でした。しかし皆さん、私、長島一由も8回目の選挙です。そのときも予想を覆して、浅尾さんを倒して、小選挙区で勝ち上がらせていただきました。そして今度は自民党の松本純さん。国家公安委員長を務めた、7選目を目指すベテランです。週刊誌の当落予想では、松本さんが優勢に立っておりますけど、今日から本格的な選挙戦がスタートです。皆さんのお力で、しっかりと自民党の候補を倒して、この横浜、脱利権、脱原発、ノーカジノ。動物殺処分ゼロ。そしてジャーナリスト経験にたった徹底した情報公開を進めて参ります。

選挙に極力、金かけない


 桜木町駅周辺をご通行中の皆様、こんにちは。私は衆議院神奈川1区、希望の党公認の長島一由。元衆議院議員、そして元逗子市長です。横浜市長選挙ではおよそ27万人の横浜市民の皆様にご支持をいただきました。皆様の思いを無駄にはしない。

 この先の希望に変えていく。そういう志で今回、今日からスタートしました衆議院選挙に立候補しました。今日はここ桜木町駅で12時半まで演説をしながら、ボランティアの皆さん。いつも本当に申し訳ないんですけど、ご飯も出さずにただ働きで申し訳ないんですけど、ありがたいことに、クリーンな政治は選挙に極力お金をかけないところから始まっています。そして余計なしがらみのついたお金を一切受け取らないことです。

 私、長島一由は逗子市長時代8年間、そして衆議院議員時代3年3カ月、ともに企業献金はもちろん、個人の献金、カンパを含めて1円たりともいただいていません。お金を受け取らないことが目的ではありません。しがらみがないから何でもオープンにできる。そしてガラス張りにするからこそ、税金の無駄遣いをなくすことができるからです。

 2カ月前の横浜市長選挙でも、選挙本番の2週間で、供託金を除いて公費負担を除いて60万円。1月11日から7月15日までの活動もおよそ70万円のコストで政治活動、選挙活動、乗り切って参りました。こうした活動ができるのも、多くのボランティアの皆さんに、今もそして今までも支えていただいたからこそ、しがらみを作らないで、政治活動をさせていただいております。お金を受け取らないことは小さなことかもしれませんけれども、希望の党に入っても、国会に行っても、自由に合理的に決断ができるということを知っていただきたいと思います。

 どうか皆さん12日間、私、長島一由、衆議院神奈川1区、私、長島一由にご支援、ご協力を、横浜市長選挙に引き続きいただきますよう心からお願いをさせていただきまして、まずは第一声の街頭演説を終わらせていただきます。

上からの政治、決別するため
 篠原豪氏(42)=立憲民主党



 いまご紹介いただきました前衆院議員、新しく立ち上げた立憲民主党の公認候補の篠原豪でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。今日はこの平日に、直前に声がけをさせていただいたにもかかわらず、これだけ多くのこれまで私を支え、暖かくご指導いただいた、ときに厳しいご指導もいただきました先輩方に来ていただき、そして仲間としてやってきた、私が市会議員になる前からやってきた仲間も駆け付けてくれました。多くの仲間があり、多くの皆さんがあって、これまで私、衆院議員でありましたときには、国会で活動をさせていただくときに、皆さんのそのお顔、お声、きちっと考えて思い浮かべながら仕事をしてまいりました。


篠原豪氏
篠原豪氏

 そして今日、またこれだけの皆さんに篠原豪がんばれ、今日は実はこの後、磯子区でも、中区でもこういった出陣式を行います。そして今、事務所には多くの皆さんが来てくださってすでに引き続き作業に取り掛かっていただいている。

 本当にありがたいことだと思っています。そういう中で、私、篠原豪、今回、この神奈川1区から、皆さんの思いをしっかりと受け止めさせていただき戦っていきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。

 さて、いま私がなぜこの選挙に立候補したのか申し上げます。残念ながら安倍政権、私もこれまで委員会で、あるいは全国のテレビ中継の審議入りがあった6月の通常国会最後の時にも、私が民進党、当時は民進党でしたけれども、おおとりをつとめて安倍さんと議論させていただきました。

森友、加計、許さない


 そしてこの森友学園の問題、加計学園の問題は絶対に許してはいけない、そういったことを法的に法令に基づいてこれを論破していき、そのときに安倍さんが私にまともに答えられなかった。そのことが印象的だった、そういったこともいっぱいお声がけいただきました。

 それをやってきた張本人として私から申し上げれば、もうこの森友学園、加計学園の問題は皆さんの税金の問題です。皆さんのお金が8億円、値引きされて使われてしまった。あるいは加計学園ができてしまえば、これから私学助成金という皆さんの税金がどんどんつぎ込まれることになる。だから、この問題は正々堂々としっかりとやって、そして問題がないというやり方でやっていればそれは問題ないのかもしれないが、安倍さんはどう考えたって自分たちでやって、それを国民の皆さんにひた隠しにかくしてきたのだと思います。

 民主主義国家において、皆さんのお金を使って自分たちのためにやって、そしてそれをいい訳すらもせず開き直って、国会を共謀罪のようなものがあっても強引に閉じていく。

 そういった強引な政権運営、横暴な政権運営ぶりには、皆さんは本当に怒ってらっしゃるんだというふうに思います。この5年間、安倍さんがやってきたのは、皆さんの声を聞くことではなくて、皆さんに押しつける政治、上で決めて、自分たちで決めて、そしてそれを皆さんに強要して従わせる、国会議員にも従わせる、強行採決をして国会を全部閉じてしまう。そして国民を従わせる。そういったことを上から下に、すべて押しつけてやっていく政治だったんだろうというふうに思います。

ミサイル問題激化のときに政治空白


 私は今、残念ながらこういった政治を目の当たりにしてきて、通常国会も開かれない、国民の皆さんに対してこのミサイルの問題だっていっぱい飛んできていて、どんどん通常国会が閉じているときに激化してきて、緊張状態が高まっているわけです。

 そういうときに政治空白を作って、本来であれば外務委員会、私もずっと外務委員会理事をやったりしてきました。安全保障法制も野党の側で対案を作って戦ってきたりもしましたので、非常に多くの議論をしてきた本人として、本当に許せない思いでいっぱいです。こんなときに何をしているんだという話です。

 そして、その何をしているのか、と言えば、今申し上げました森友学園、加計学園の問題、いよいよ国民の皆さんの手を使って国会でこれが開いてしまえばもう言い訳がきかないから、解散総選挙という姑息(こそく)な手段で皆さんの手を使ってもみ消そうとしています。こんなものに国民を付き合わせるんじゃないという話です。

 私は、このことを多くの皆さんからお声をいただいています。ですのでしっかりと今回、この安倍政権の信を問うというのであれば受けて立とうではありませんか。受けて立って、そして結果を出そうと思っています。こんな政権は認められない。だから私が戦わなければいけないという思いで立候補いたしました。私が立候補したこの思いというのは、もう一つあります。上からの政治というところに関わってくるのですが、残念ながらいま、報道などをみていますと、この1区でもポスターをはっていますが、あそこを見ますと自民党さんと、もう一つ、自民党さんとこれから仲良くやっていくかもしれない、そういう可能性が残されている、そういった政党が立って出てきています。

 皆さんもご承知のように、政治は国民のものであり、政治は皆さまのものです。一部のリーダーが安倍さん同様、上で決めてそれを上から押しつけて、押さえつけて強要する、そしてそれを聞かなければ排除する。こういった政治をしている人たちに、上から下にどんどん押しつけて排除をするような人たちに、この国の政治ができるでしょうか。私はそうは思いません。こういったことを平気でやる人たちは、国民の皆さんにも押しつけます。

 国民の皆さんにも憲法違反であろうと、そのルールを押しつけます。まさに安全保障法制はそうだと思います。そして、そうした政治がどんどん大きくなって手を組んでしまえば、この国の暴走は止まらない。横暴政権が続いてしまう。こんなことが続けば、本当にこの日本は大変なことになってしまう。だから私はこういった方々に対して、下からボトムアップで皆さんの声が届く政治、私は一貫して市会議員時代からそのことを言って参りました。そして、皆さんの声が届いて初めて政治というのは健全なものとなっていく。

 今日、いらしていただいている皆さんにもいろいろな方々がいます。連合の皆さん、組織の皆さん。働く人たちのために、本当にこれから臨時国会で話がされようとした残業代ゼロ法案、その審議からも今逃げていますけれども、これではいけないのではないか。それは、そうですよね。そして、こういったことを一緒にやるためにも、いろんな立場の働く方々、弱い立場の方々、上が決めたルールに従わざるを得ない方々、こういった方々の気持ちを受け取ってやっていこうではないか。そういった思いで今、一緒に戦わせていただくのだと思います。

無駄な選挙の金、回せ


 そして若い方、子育て責任世代の皆さん、本当に今、子どもを育てるのは共働きで大変です。横浜市では皆さんご承知のように子育て責任世代の半分は共働きです。そういった状態で社会保障、子どもを育てる環境をしっかりと担保しているかといえば、本当にそうではなくて、全然違うところにまだまだお金を使って、やろうとしていません。

 これは変えていかなければならないし、これは国も一緒です。そして年金暮らしのお父さん、お母さん、年金はどんどん減らされていって、そして今回のような無駄な選挙をやるのであれば、そのお金を私たちにちゃんとまわしてくださいよ、という本当に多くの声を聞きます。

 何なんですか、この選挙は、と。私たちは少ない年金で一生懸命やっているんですよと、こういった話を聞きます。こういった多くの皆さまの声、本当に多様な立場の方々がいます。こういった声を下からすくい上げて、政治家はそれを国会で話し、しっかり反映させてルールを作り、議論していくのが本来的な役割ではないでしょうか。

 そのために、立憲民主党でなければできないというふうに思います。民主主義はいま破壊されようとしています。これも同じ問題につながっているんですけれども、皆さんに上から押しつける。我が国は自由主義であり民主主義であり、資本主義でやってきた国であるかもしれない。ここまで豊かになった国かもしれない。

 しかし最近、上から押しつけることばかりで、そして少子高齢社会を迎えてどうしたらいいか分からない。そういった社会の風潮があって、政治は皆さんの言うことを聞かない、勝手に決めて好き放題にやっている。そういったことが続いていま、何が起きているかといえば、ぎすぎすした笑顔が少なくなっていく社会が、どんどん大きくなっているんだろうと思う。

 私は本来的に、皆さんが豊かで幸せでにこにこ笑っていられる政治を実現するために、一緒にやっていく政治と社会作り、これが何よりも大事と思っています。そして、こういったことを本当にやらなければいけないという強い思いで、民主主義を守る、皆さんとともにやる、筋を通してぶれずに正々堂々と、上から押しつける人たちと戦わなければいけない。今回、明石さん(共産党の立候補予定者)が、その私ががんばりますという相談をこれまでもいろいろお話をしてきましたが、明石さんも先週までがんばっていこうという話をされていた中で、なんとしても安倍政権を倒して、上からの押しつけ政治の連中に一泡を吹かせて政権交代も含めてやっていかなければいけないんじゃないか、という強い思いを申し上げ、そして「篠原豪がんばれ」と言って、今やっていただいていると思う。

 その思いを胸に、一心に受け止めて、改革の先頭に立って、私はもともと戦うタイプの政治家ですから、今までもいろいろやってきました。ですので、その思いを全力を尽くして、全てをかけて正々堂々と、言うことがころころ変わるフェアじゃないそういう人たちがいっぱいいますから、そういう政治勢力に負けるわけにいかない、という強い思いで戦っていくことを、すべてをかけて戦う。

 愛するこの国のために、愛するこの地元からがんばっていくことをお誓い申し上げ、私の第一声のごあいさつとさせていただきます。がんばってきますので、どうぞ皆さん一緒に。政権交代、そして篠原豪、もう一度国会で仕事をさせていただきますよう、なにとぞよろしくお願いを申し上げて、私からのご挨拶とさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
 


 
 

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