任期満了に伴う鎌倉市長選(10月15日告示、22日投開票)で、NPO代表の寺田浩彦氏(55)は22日、市役所で会見し、無所属で立候補する意向を表明した。
寺田氏は現市政を「決められない政治」と指摘。以前に3年ほど市内に住んでいた経験から、海路などを生かした新しい交通体系の構築を掲げた。また「鎌倉の財産を生かしたい」とJR北鎌倉駅脇の素掘りトンネルの保存、由比ガ浜の大型商業施設計画の変更とかつての鎌倉海浜ホテルの復元などを訴えた。
寺田氏は東京都出身で、都立工業高等専門学校卒。イベント企画会社の役員も務める。同市長選への出馬表明は元NHK記者の飯田能生氏(55)、弁護士の石田智嗣氏(55)、著述業の岩田薫氏(64)、現職の松尾崇氏(44)に続き5人目。