
子どもたちに選挙の意義を伝える出前授業が10日、横須賀市野比の市立野比東小学校で開かれた。市選挙管理委員会の主催で、6年生の77人が参加。市のキャラクター4体を候補者に見立てた模擬選挙に臨み、投票と開票作業を体験した。
模擬選挙にはペリリンとオグリン、スカレー、スカリンの4体が“出馬”。児童らは選管職員から選挙の仕組みについて説明を受けた後、公約が書かれた選挙公報や演説を基に投票用紙に候補者名を記入した。記載台や投票箱は本番でも使われる実物を用いた。
開票作業も本番同様に計数機を使って集計。防災のまちづくりを前面に掲げたスカレーが29票を集め、子育て支援の充実を訴えたスカリンの26票を抑えて“当選”を果たした。
わずか3票差の接戦に、選管職員は「みんなが投票に行くことで結果が変わることもある」と講評。飯田侑誠さん(12)は「緊張したけど、自分で考えて投票できてよかった。18歳になったら選挙にぜひ参加したい」と話した。