午前4時から確保も
横浜市議選の鶴見区(定数7)が激戦の様相を呈している。市内で唯一の増員区に、各政党が積極的に擁立したため、定数の2倍の候補者が乱立。それぞれ、より多くの有権者の目に触れ、支持も訴えられる主要駅を目指すが、県議選の候補者も加わり、駅周辺での場所の“争奪戦”が過熱している。
今回から定数が1増した同区には、14人が届け出た。自民党(現有2議席)が3人、立憲民主党(同1議席)が2人、国民民主党、公明党(同1議席)、共産党(同1議席)、日本維新の会、諸派が各1人を擁立。加えて無所属で現職1人、元職1人、新人2人が名乗りを上げた。
ある新人は「無党派層を取り込みたい」と積極的に駅前に立つ。
一方で県議選同区には候補者6人が出馬しており、区内で活動する陣営は実に計20人を数える。区内でも乗降客数が多いJR鶴見駅前の光景は、その混沌(こんとん)ぶりを象徴しており、特に選挙カーが乗り付けられる東口は顕著だ。