
県議選(定数105)は、前回より19人少ない154人が立候補した。内訳は現職90人、元職6人、新人58人。合区の影響で、前回より一つ少ない48選挙区で議席を争う。
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自民党(現有議席46)は地域に偏りなく全県的に候補者を擁立、50人を公認した。無所属の4人にも推薦を出しており、過半数の議席獲得を目標にする。
立憲民主党(同11)は、都市部を中心に29人を公認。2月下旬まで擁立作業を行い、定数3以上の選挙区には大半に候補者を出した。党勢拡大をうかがう。
国民民主党(同10)は現有とほぼ同数の9人を公認し、うち8人は現職。無所属で出馬する候補者もおり、現実路線の手堅い戦いで全員当選を目指す。
公明党(同10)は2人が引退。新人は立てず、現職8人の擁立にとどめた。激戦区の候補者も多いが、全員の当選を目標にする。
前回、ゼロから6議席に躍進した共産党は16人を公認した。現有の確保が目標だが、さらに上積みも狙う。
自由党は新人1人を公認した。希望の党は、告示直前に無投票が予測された選挙区に擁立するなど、3人が出馬。日本維新の会は独自候補を立てず希望候補を推薦する。神奈川ネットは現職ら3人が立候補した。諸派は2人、無所属は33人。社民党は3回連続で公認候補を立てられなかった。
横浜市議選 定数86に132人
横浜市議選は、前回を4人上回る132人が立候補した。内訳は現職79人、元職7人、新人46人。定数は4年前と同じ86だが、鶴見区は1増の7、南区は1減の4に。18区で唯一、神奈川区が無投票となった。
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最大会派の自民党(現有議席31)は現職29人、新人6人の計35人を公認。14区で複数の公認候補を立て、議席増を狙う。
第2会派の民権フォーラム(現有議席21)は、旧民進系の立憲民主党と国民民主党、無所属の議員が混在。立民は現職12人、元職1人、新人6人、国民は現職5人、元職1人、新人2人を擁立した。18区中、6区で立民と国民が議席を争う構図となり、選挙後の会派動向が注目される。
公明党は現有議席と同数の16人を公認、勢力維持を目指す。前回4議席を増やした共産党は現職9人に加え、新人8人を立てた。
日本維新の会は現職1人、元職2人、新人5人、社民党と神奈川ネットはそれぞれ新人1人を擁立。諸派は新人5人、無所属は現職、元職、新人の計22人が出馬した。
選挙区別では定数が変更された鶴見区、南区のほか、保土ケ谷区などで激戦の様相を呈している。
川崎市議選 定数60に81人
川崎市議選は定数60に対し、前回(87人)より少ない81人が立候補した。内訳は現職48人、元職3人、新人30人。
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自民党は前回より1人増の20人を擁立し現有18議席から、立憲民主党と国民民主党の公認・推薦候補で構成する「みらい」は前回より2人増の15人を立てて現有11議席から、それぞれ議席増を狙う。
公明党は前回より2人減の11人が立候補。全員当選で自公による過半数確保を狙う。
共産党は前回を1人上回る12人が出馬。現有9議席から党勢拡大を目指す。
維新、希望の両党は新人を各1人立てた。現有1の神奈川ネットは現職後継の新人が議席維持を目指す。
幸福実現党や地域政党「あしたのかわさき」「読書の党」からも各1人が出馬。無所属は18人が名乗りを上げた。
区別では、川崎区(定数9)に13人、中原区(同10)に13人、高津区(同9)に13人、宮前区(同9)に14人が出馬し、激戦の様相を呈している。
相模原市議選 定数46に64人
相模原市議選(定数46)は前回より4人少ない64人が立候補した。内訳は現職34人、元職2人、新人28人。引退や転身で現職が前回に比べて8人減った一方で新人は5人増え、世代交代が進むかが注目される。
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最大会派の自民党は前回から1人増の17人が立候補。告示前の14議席から、議席の上積みを目指す。
立憲民主党は新人2人を含む計7人を擁立。国民民主党は現職4人全員が出馬し、議席維持を狙う。
公明党は前回同様8人が立候補。共産党も前回と同じ5人が出馬した。
社民党は現職1人の議席維持を目指す。希望の党は新人1人、諸派は4人が名乗りを上げた。前回23人だった無所属は6人減って17人となった。
区別では緑区(定数11)に16人、中央区(同17)に25人、南区(同18)に23人が立候補した。中央区が最も激しい選挙戦となる。