#metoo #youtoo 議会はいま(2)
多様性を 声上げ世界を変えたい
選挙 | 神奈川新聞 | 2019年3月25日(月) 05:00
「当事者が声を上げなければ世界は変わらない。子育て世代も、障害者も、高齢者も、性的マイノリティーも心豊かに暮らせる街にするため、政治の現場には多様な人の多様な声が必要だと心から思っています」
今月中旬、平日の午後2時ごろ、ともに40代の女性2人が鉄道駅の前でマイクを握りしめ、道行く人に声を枯らしていた。
2人はもう1人の30代の女性とともに無所属新人として、県西地域にある市の議会選への立候補を予定している。
昼下がりの駅周辺は人通りが少なく、立ち止まる人はいない。それでも政治への思いを精いっぱいに街中に響かせた。
思いを共有
3人が住む市の議会には今、女性議員は1人しかいない。他の地方議会と同様に高齢化も目立ち、60歳以上が約8割を占める。こうした状況を問題視し、3人は今年1月、会見のテーブルにそろって並んだ。