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【厚木市長選】3候補者の横顔

選挙 | 神奈川新聞 | 2019年2月12日(火) 17:00

左から届け出順、佐藤知一氏、小林常良氏、石射正英氏
左から届け出順、佐藤知一氏、小林常良氏、石射正英氏

 17日投開票の厚木市長選は、新人で元県議の佐藤知一(49)=神奈川ネット推薦=と、4選を期す現職の小林常良(69)、新人で元市議の石射正英(65)=自民推薦=の3氏が立候補、舌戦を展開している。各候補の市長選に懸ける思いや重要視する政策、信条など紹介する。(届け出順)

「多選阻み」活力を
佐藤知一氏(49)

 前々回、前回に続いて今回の市長選も同じ顔ぶれの2候補による争いになることを危惧し、昨年末に出馬を表明した。「問題山積の厚木のリーダーを決める選挙が『遺恨試合』になっている。若い世代の政治家が選択肢を提供する責任があると考えた」と言う。


佐藤知一氏
佐藤知一氏

 市議を2期務め、2011年に県議に初当選。2期目の任期途中での挑戦となったが、議員仲間からは「厚木知一」と称されるほど郷土愛が強い。現市政には「停滞感が生まれている」と危機感を募らせ、4選を目指す現職には「市民との約束である多選自粛条例を自ら破るのはあり得ない。多選阻止が一丁目一番地」と主張する。

 本厚木駅前地区への市庁舎移転計画についても問題視。「予定地は駅前の一等地。金の卵を食べる行為」とし、公共施設が中心市街地を占めることにより経済の衰退や、災害時の被災者の受け入れ困難などを招くと持論を展開する。自治体の収入増を図るため「稼ぐ力」を向上させた上で、子育て支援や福祉の充実、老朽化した大規模団地の再生などを図るとも訴えている。

 私生活では、2児の子育ての真っ最中。実家が料理店だったことから調理師として働いていた経験もある。

将来へ「総仕上げ」
小林常良氏(69)

 「今回ほど出馬に悩んだことはなかった」。市職員から市議、県議を経て2007年の市長選に立候補、4選を期した当時の現職に多選批判を展開して初当選を果たした。その後、市長任期を「連続3期」までとする努力規定を盛り込んだ多選自粛条例も提案、制定につなげた経緯があったためだ。


小林常良氏
小林常良氏

 それでも、4選を目指すと決めたのは「積み上げてきた仕事を全うするのが現職の使命、責任と考えた」から。本厚木駅南口の再開発など市の将来像に関わる事業の完遂へ懸ける思いがある。「途中で投げ出さないで」といった市民の声にも後押しされたという。

 「感謝を込めて恩返し 総仕上げ!」を旗印に掲げるマニフェストには「子育て環境日本一」「県内一健康寿命」など七つの大項目と、実現のめどとなる期限を示した125の政策を打ち出した。3期12年の実績として、国際認証制度「セーフコミュニティ」取得などによる体感治安の向上、官民複合施設「アミューあつぎ」の開館、市立病院建て替えなども強調する。

 日大農獣医学部で学び、花卉(かき)のハウス栽培の道を志したことも。息抜きは庭木の剪定(せんてい)。四股踏みなどで汗し、健康づくりに余念がない。

「停滞感」打ち破る
石射正英氏(65)

 「あつぎ新時代!元号と共に厚木が変わる」というスローガンのもと、3期12年続いた現市政の刷新を呼び掛ける。薬剤師として医療現場に携わってきた経験から、生涯にわたって健やかで幸せに暮らせる「健『幸(こう)』社会」の実現を唱えている。


石射正英氏
石射正英氏

 思いの原点は、19歳の時に父親を院内感染で亡くしたこと。同じような悲劇をなくしたいと医療の道に進み、仕事や研究に明け暮れた。そんな折、社会や地域を動かすために奔走する薬剤師出身の政治家の姿に感銘を受け、2003年の市議選で初当選した。

 市議を2期務めた間、多選自粛条例案の採決で賛成した。それだけに4選を目指して出馬を決めた現職に「条例をつくった本人にもかかわらず、条例を無視した立候補は許しがたい」と疑問を呈する。「今の厚木の停滞感を払拭(ふっしょく)し、にぎわいを取り戻したい」とも主張、75歳以上の路線バス利用や、学校給食、転入者の固定資産税を条件付きで無料化する「三大0(ゼロ)政策」を訴える。

 市長選は3度目のチャレンジで、今度こその思いは強い。趣味は音楽。厚木高校吹奏楽部の旧友とともにバンドを組み、訪問演奏も行っている。

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