
任期満了に伴う厚木市長選(来年2月10日告示、同17日投開票)で、元同市議会議長で東京薬科大監事の石射正英氏(64)が25日、無所属で立候補すると正式に表明した。
市役所で会見した石射氏は、現職の小林常良氏(69)が自ら提案し、連続3期までとする多選自粛条例がある中で4選出馬を表明した姿勢を疑問視。「3期12年で完結するように職務を遂行し、後継者をつくるべきだった。それをせずにもう1期挑戦するのはおかしい」と批判した。
学校給食費の無料化、転入者に一定期間の税減免を行う転入特別地域の創設などの独自政策も訴えた。
石射氏は東京薬科大卒。北里研究所病院薬剤部長などを経て2003年の同市議選に初当選し、2期務めた。11年、15年の同市長選に出馬し、落選している。
市長選は他に、新人で郷土史家の島口健次氏(72)、県議の佐藤知一氏(48)が出馬表明している。