任期満了に伴う厚木市長選(来年2月10日告示、同17日投開票)で、元同市議会議長で東京薬科大監事の石射正英氏(64)が無所属で出馬する意向を関係者に伝えていたことが17日、分かった。関係者によると、年内に正式表明する見通し。市長選には、現職の小林常良氏(69)が4選出馬を表明している。
石射氏は前々回(2011年)、前回(15年)に続き3度目の挑戦。2回とも小林氏との一騎打ちに敗れたが、票差は約8千、約4200と縮めてきた。小林氏は1期目の07年に「連続して3期を超えて在任しないよう努める」とする多選自粛条例を提案し、制定に至った経緯があり、石射氏は小林氏の4選出馬を疑問視しているという。
関係者によると、市民の健康寿命延伸を主眼とした医療・福祉の充実、企業誘致推進や財政健全化などを訴えるとみられる。石射氏は東京薬科大卒。北里研究所病院薬剤部長などを経て03年の同市議選に初当選、2期務めた。