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「財政再建、道筋つける」 逗子市長選初当選の桐ケ谷氏

選挙 | 神奈川新聞 | 2018年12月17日(月) 17:00

当選証書を受け取る桐ケ谷さん(右)=逗子市役所
当選証書を受け取る桐ケ谷さん(右)=逗子市役所

 任期満了に伴う逗子市長選は、無所属新人で工務店会長の桐ケ谷覚さん(69)が初当選を果たした。投開票から一夜明けた17日、報道各社のインタビューに応じ、「まず財政再建の道筋をつけ、福祉や教育などの課題に取り組みたい」と抱負を語った。

 -一夜明けた感想は。

 「365日24時間、公人として人生を送ることは考えたこともなかった。重責に身が引き締まる思い」

 -最初に取り組みたい課題は。

 「まずはしっかりと財政再建の道筋をつける。それが自分に課せられた最大のミッション。その後、福祉や教育、防災などの課題に取り組む。再建のめどがないまま、あれもこれもはできない。暮らしにきちんと応えるのに、多少時間は欲しい」

 -具体的な財政再建策は。

 「企業誘致や起業支援などの施策は大事だが、真っ先にやらなければいけないのは監査制度。全ての予算編成はごく限られた部局で構成されていると想像している。ここに問題があるかないかを含め、第三者がもう一度、見ていくべきだ」

 「個人市民税だけに頼る在り方では厳しい。何本かの核をつくっていくことで(財政を)安定させる。民間で事業をやっていると、一本足打法は危険だと感じる」

 -勝因は

 「病院は現時点では争点でない。(選挙)期間中は何度も財政悪化、危機を訴えてきた」

 -3千票差をどう見るか

 「『桐ケ谷では駄目だ』という票が1万あるということ。真摯(しんし)に受け止める。ここでノーサイドにしないと、町は発展しない」

 -選挙戦終盤から市長給与50%カットを挙げた。

 「最初から考えには入れていた。これから改革する覚悟をどう示すかの意思表示が5割の返上ということ。ここで一気に改革をやらないと、逗子が持たないという危機感が強い」

 -総合病院はどう進めていくのか。

 「要らないか要るかで言えば、要る。中身が伴わない病院をつくって、市民が望むものと違ったときはどうするのか。医師会を含めてゆっくり検討して、最適なものを探り当てようと考えている」

 
 

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