神奈川新聞社は知事選に立候補した4氏に県政課題に関するアンケートを行った。各候補の主張を紹介する。
地震や風水害、火山噴火など自然災害への備えは県政の重要課題だ。新人の岸牧子氏は関連予算の大幅な増額を主張。新人の加藤健一郎氏は地下シェルターの設置を、新人の大津綾香氏は近年の気象変化を踏まえた対応を訴える。現職の黒岩祐治氏は市町村とのデータ連携によるデジタル防災の推進を掲げる。
2022年の県内の刑法犯認知件数は3万6千件余りで9年ぶりに増加に転じた。中でも特殊詐欺は認知件数が2千件を超え、被害額は43億円余りに上った。治安対策として、加藤氏は防犯カメラの設置促進を訴える。黒岩氏は防犯カメラの増設に加え、AI(人工知能)技術で道路の消えかけた白線の解消を目指す。大津氏は高齢世帯への防犯対策の周知に力を入れる姿勢を示す。岸氏は貧困の是正など、犯罪の背景に潜む要因に切り込む必要があると訴える。
【下に各候補者の回答詳細】
知事選候補者アンケート④防災・治安対策にどう取り組むか
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左から届け出順に岸牧子氏、加藤健一郎氏、黒岩祐治氏、大津綾香氏 [写真番号:1149845]
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各候補者の回答 [写真番号:1149846]