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厚木市長選
厚木市長選 山口貴裕氏が初当選 親子2代で市長に

選挙 | 神奈川新聞 | 2023年2月12日(日) 23:27

初当選を決め、万歳する山口氏(中央)ら=12日午後11時45分ごろ、厚木市田村の事務所

 任期満了に伴う厚木市長選は12日投開票され、元県議の山口貴裕氏(50)=自民、公明推薦=が新人4人の戦いを制し、初当選を果たした。立候補したのはいずれも無所属で山口氏のほか、元市議会議長の井上武氏(56)、元県議の佐藤知一氏(53)、市民団体会長の豊雅昭氏(74)=共産推薦。

 山口氏は市議のほぼ3分の2からの支持を受け、地元の農業、経済、福祉、医療関係など幅広い分野の団体からも支援を受けるなど、組織力を生かした選挙戦を展開し勝利に結びつけた。山口氏の父巖雄氏は3期務めた元市長で、同市としては初めて親子2代の市長誕生となった。

 井上氏は現職小林常良市長の後継候補として出馬。井上氏が本厚木駅前で演説する際に小林氏が応援演説をしたり、小林氏の後援会関係者らも支援に力を入れたりしたものの、及ばなかった。

 2度目の市長選挑戦となった佐藤氏は参院議員の松沢成文氏の応援を受け、市文化会館を同駅前に移転させるなど独自政策を打ち出したものの浸透しなかった。豊氏も少人数学級の推進など教育政策を前面に打ち出したが多くの市民の支持は得られなかった。

 投票率は40・32%で前回より0・28ポイント下がった。当日の有権者数は18万4026人(男9万4746人、女8万9280人)。(石本 健二、解説も)

【投票総数】 74201
【有効投票数】73349
【無効投票数】  852

◆山口貴裕氏の横顔  厚木市出身。市長時代の父巖雄氏の私設秘書を経て市議1期、県議を3期務めた。スポーツ好きで、若手時代の仲間とソフトボールのチームを作って20年近く楽しんだ。市少年野球協会会長も務める。座右の銘は「なせば成る、なさねば成らぬ何事も」。

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