参院選2022
激戦神奈川を総括(3)立民 2人擁立、大きな「傷」残し
選挙 | 神奈川新聞 | 2022年7月14日(木) 05:00
主要政党が候補を擁立するなど、全国屈指の激戦となった参院選神奈川選挙区。各党の戦いぶりから今後を展望する。(参院選取材班)
「みずの! もとこ!」「みずの! もとこ!」─。11日未明、横浜市中区の事務所に支援者らのかけ声と手拍子が響き渡った。
「何とか最後の1議席を確保させてもらった」。立憲民主党新人で宇宙航空研究開発機構(JAXA)職員の水野素子は、高らかに勝利宣言した。横に立つ県連代表の阿部知子(衆院12区)は興奮気味にこう呼びかけた。「私たちが全国の立憲民主党の先頭に立ち、希望の女神・水野素子の下、頑張っていきましょう」
一方、約300メートル離れた事務所は静まり返っていた。「全て私の不徳の致すところ。力不足だった」。同じく立民新人で前県議の寺崎雄介は厳しい表情で深々と頭を下げた。
成功体験が背景
激戦神奈川を総括(3)立民 2人擁立、大きな「傷」残し
-
花束を渡され笑顔の水野氏=11日未明、横浜市中区 [写真番号:1100338]
-
敗戦の弁を述べる寺崎氏=11日未明、横浜市中区 [写真番号:1100337]